アスキー新書
ジョブズVS.松下幸之助―“言葉力”で人を動かす

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784048675130
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C1234

内容説明

強引な交渉で敵をねじ伏せ、最先端を走ることに情熱をそそぐジョブズ。他人の意見には耳をかさず、逆らう社員は容赦なく切り捨てる経営手法は、いわば「引き算」の経営だ。一方の幸之助は「二番手商法」に徹し、敵さえも味方につけ、歩兵部隊のように組織を前進させる「足し算」の経営。真逆の経営手法からビジネスの本質を探る。

目次

1章 神様たちの非常識な偉業(「金なし」「学歴なし」「親の七光りなし」で勝利する;決めるのは時間の“量”じゃない ほか)
2章 天才たちのしでかした人間臭い失敗(悲惨なスタート;じゃあ、会社でも作ろう ほか)
3章 “足し算”の幸之助、“引き算”のジョブズ(設備は買えても、技術者は買えない;両極端のマネジメント ほか)
4章 困ったワンマンぶり―上司にするならどっち?(ジョブズ以上に怒鳴った幸之助;部下の手柄は自分のもの ほか)
5章 “言葉力”で人を動かす(神さんはうまいことデザインする;砂糖水を売って残りの人生を過ごすのか? ほか)

著者等紹介

竹内一正[タケウチカズマサ]
1957年、岡山県生まれ。徳島大学大学院工学研究科修了、米国ノースウェスタン大学客員研究員。松下電器産業株式会社にエンジニアとして入社。VHS、PC用磁気記録メディアの新製品開発、海外ビジネス開拓に従事。その後アップルコンピュータ株式会社にてプロダクトマーケティングに携わる。日本ゲートウェイ株式会社、メディアリングTC株式会社の代表取締役などを歴任後、コンサルティング事務所「オフィス・ケイ」を設立。「新たな価値の創造」をテーマに独自のコンサルティングを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MI

106
他人の意見には容赦なく切り捨てる経営手法のジョブズと敵さえも味方につけ、歩兵部隊のうえに組織を前進させる松下幸太郎の経営術。2人の天才から経営手法を学んだ。2人の生い立ちは裕福ではなかった。成功の影にはそれ以上の失敗もあった。「自分たちの夢には壁があり、そこには理由がある。自分自身がその夢に対してどれだけの想いを抱いているかを証明するために壁は存在しているのだ。」失敗しても諦めなければ失敗ではない。2人共通しているのは、まわりを勇気づけるコミュニケーションの達人であること。困難をもろともせず、突き進むこと2023/06/23

Manabu Yoshimura

3
強烈な経営哲学の対比だ。2010/07/04

tosh

0
経営戦略でも人事戦略でも、足し算の松下幸之助、引き算のスティーブジョブズ。2人をうまく対比させて2人の経営の真髄を解き明かしている。2人に関する本はいろいろ読んだが、簡潔に面白くまとめられている。2016/05/15

レミー

0
松下を足し算、ジョブズを引き算方式の経営とたとえたのはうまいと感じた。松下もジョブズも方法は違えど部下のポテンシャルを最大限に引き出したことが経営者として最大の成功といえる。しかしジョブズは味方までも敵となったり、部下をも信頼しないという点で日本では堀江氏が一番近い存在ではないかと考えた。こちらはあまり日本人に好かれない考え方で、むしろ松下の方針を日本では好まれるだろう。しかし、時に信頼関係を築いた同業者や経営者をさしおいて嫌われることを覚悟で大きくでることも重要だと考えさせられた。2015/12/23

喜八

0
足し算の松下幸之助と引き算のジョブズ2015/12/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/550374
  • ご注意事項