電撃文庫<br> さよならピアノソナタ〈4〉

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電撃文庫
さよならピアノソナタ〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 331p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784048674294
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

真冬と出会った春。海への合宿とはじめてのライブを経験した夏。さまざまなイベントを経て真冬への想いに気がついた秋。―そして冬。真冬の誕生日とクリスマスの季節。ナオはその機会に自分の想いを言葉にしようとするが、神楽坂の思惑や千晶の想いに翻弄され、なかなか一歩が踏み出せない。一方で再度のライブに向けてフェケテリコは練習を開始する。そんな中、真冬の身に異変が起こり―。はたしてフェケテリコと四人の恋の行方は?おかしくて少しせつない、恋と革命と音楽が織りなす物語、完結編。

著者等紹介

杉井光[スギイヒカル]
1978年、東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

54
真冬をデートに誘おうとするナオを二人きりにさせないため、イブにライヴ参加をぶつける響子先輩。絶望的な戦いでも、悪あがきせずにいられない先輩の気持ちはわかる。そして千晶の想いも。これは自分の気持ちになかなか気づかず、言うべきことを先送りしてきたツケなのは否めないですよね。お互い相手しか見てないのに、しなくてもいい遠回りをしたり、つらい思いをお互い抱えて、それでもどうにか二人が再び巡りあえて良かったです。最後真冬が勇気を振り絞って仕掛けた、不器用な精一杯のアプローチに、二人の関係が凝縮されている気がしました。2014/08/05

そのぼん

52
本編はこれが最終巻ですね。主役の二人もやっとここまでこぎ着けたか、って感じでした。作者の音楽に対する愛をひしひしと感じる作品でした。2013/01/26

まりも

46
季節は冬になり、真冬の誕生日も近づく中、遂に真冬に想いを伝える事を決心したナオ。それを防ぐためにイブライブをねじ込んだ神楽坂先輩。勝ち目がない事は分かっていても諦められない先輩の必死さや千晶の想いは読んでいて切なくなった。これナオが鈍感すぎるのがそもそもの原因なんですよね。遠回りでツラい道でも「心からの願いの百貨店」でナオと真冬が再会するシーンや真冬という片翼を失っても再び戻ってくる事を信じて飛び立つフェケテリコの姿は最終巻に相応しい展開で素晴らしかった。無事ハッピーエンドで終わって何よりです。2015/02/07

佐島楓

24
すれ違いといくつかの告白。こちらも胸が痛くなった。この作品は私にたくさんの感情をくれた気がします。2015/08/29

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23
これだけの作品を4巻で完結させたのは凄いことだと思います。内容としては1巻から徹底して同じような展開ですが、それでも作品全体で見ると非常に凝縮されていると思います。ヘタレなナオと儚くいつでも消えてしまいそうな真冬、その二人を支える千晶と響子、ヘタレなナオを責める事なく支え続けた哲郎。最後はベタな展開でしたが、この二人の結末としては非常に良かったと思います。2013/12/29

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