マインド・ウォーズ 操作される脳

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  • サイズ B6判/ページ数 379p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048673624
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C1043

内容説明

先端脳科学を使えば、相手の思考を読み取る、思考だけで物を動かす、記憶をすべて完全に残す、恐怖や怒りや眠気を感じなくする、外気に合わせて体温を変動させて冬眠する、炭水化物型代謝を脂肪分解型代謝に切り替えてダイエットする、傷を急激に治す自己治癒力を高める、他人をロボットのように自在に操作する―といったことが実現する!?米国防総省国防高等研究計画局DARPAが研究する、人の脳を電気的に、あるいは化学的、物理的に操作して人類に革新をもたらすテクノロジー。これは、SFではない。

目次

第1章 DARPAが頭から離れない
第2章 機械と人間たち
第3章 マインド・ゲーム
第4章 脳についてどのように考えるか
第5章 ブレイン・リーディング
第6章 より優れた兵士を「構築」せよ
第7章 非致死性兵器を開発せよ
第8章 ニューロセキュリティの倫理を目指して

著者等紹介

モレノ,ジョナサン・D.[モレノ,ジョナサンD.][Moreno,Jonathan D.]
エミリー・デイヴィー・アンド・ジョセフ・S・コーンフェルド財団の教授にして、ヴァージニア大学生命医科学倫理センター長。さらに、医学研究所の選出メンバーでもあり、ハワード・ヒューズ医療研究所顧問を務め、二つの大統領倫理委員会の上級スタッフでもある。過去には、全米生命倫理人文協会の会長を務めた

久保田競[クボタキソウ]
京都大学名誉教授。世界で最も権威がある脳の学会「米国神経科学会」へ提出した論文数は、日本人としては圧倒的に多い100点以上にのぼり、現代日本において自他ともに認める実績をもつ「能機能」の最高権威でもある。最近では、任天堂DS用ゲーム『脳を鍛える大人のDSトレーニング』で有名な川島隆太教授(東北大学)や、同氏とともに共同研究を進める第一人者のひとり泰羅雅登助教授(日本大学)らを指導した教官としても知られる

西尾香苗[ニシオカナエ]
京都大学理学部卒業。同大学院中退。IMI・インターメディウム研究所(現IMI/総合映像大学)3期生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かわうそ

10
★★☆☆☆この筆者は間違いが多い、年号を間違えたり、キリンは果物を食べるとか言ったり(キリンは草を食べるのだが)、会社の社長の名前が一緒だから、経歴が混ざったり、出版社の名前を間違えたりする、内容自体はアメリカは動物をサイボーグ化して、自由に動かすことができるといったことを述べているつまり、SFの世界が現実になってきているのである2016/07/15

磁石

9
期待したほど突っ込んだ内容がなかった。主に倫理の話、SFの中でしかなかった技術が既に現実でも作られて実際に使われてもいる。精神や心と深いつながりを持っている脳みそを、他人の手に委ねたり勝手に変えたりすることの是非。その技術革新に倫理がどう対応するのかの、疑問の提示。最後の、生物兵器ならぬ精神兵器なる大量殺戮装置の完成への危惧は、これからを生き抜く上ではしっかと聞き入れないといけないかもしれない。2014/12/23

alpho

1
かなり冗長な文章で、すげー読みにくい。技術的なトピックもどこかで聞いたことのあるようなものばかりで目新しさはない。脳と軍事の関わりの歴史に興味がある人はどうぞとしか。2010/06/25

poppen

1
脳研究の軍事利用に関するリポート。軍事利用の怖さを強調するのではなく、それを肯定的に利用するべきだという著者の意見は興味深い。2009/01/28

GASHOW

0
日本の自動販売機の話が出ていたが、ターゲットを選んで、その人にだけ聞こえるよう音波をスポットに届ける。街中でその人だけにメッセージを送ることができる技術。被害妄想の人がそれを聞いたら、脳が混乱する恐れがあるという。たしかに、聞こえているのは自分だけの場合は、脳内からの声なのかマーケティングなのかの判断がつかない。開発者はこのことを認識しているのだろうか?とかいろいろと事例があって面白かった。2014/12/25

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