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アスキー新書
ジャパンクールと情報革命

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784048672863
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C1230

内容説明

「モノづくり」から「モノ語りづくり」へ。ジャパンクールが予言する日本型情報社会の未来!バブル崩壊以降の「失われた10年」は、製造業を中心とした日本の産業構造に原因があった。一方でアニメ、マンガなどの日本産コンテンツは、「ジャパンクール」として世界に受け入れられている。ここに隠された情報革命の本質とは何か?工業社会から情報社会への転換がもたらす、生活・文化とビジネスの変容を見通す。

目次

第1章 日本は「モノづくり」大国か?
第2章 「涼宮ハルヒ」の教えたこと
第3章 工業社会の後に「情報社会」が来るという嘘―江戸時代は「情報社会」だった
第4章 「モノづくり社会」から「モノ語りづくり社会」へ
第5章 東アジアの「モノ語りづくり」産業―台湾・韓国・中国へと伝播するジャパンクール
第6章 農耕社会・日本が情報社会に生きる道―アニメ・アニマル・アニミズム
第7章 情報社会のユーザーの姿を探る法―今振り返る江戸時代型「モノ語りづくり」

著者等紹介

奥野卓司[オクノタクジ]
1950年京都市生まれ。京都工芸繊維大学大学院修了。米国イリノイ大学人類学部客員准教授などをへて、1997年から現職および関西学院大学大学院社会学研究科教授。国立国際日本文化研究センター客員教授。情報人類学専攻。アニメをはじめとする日本のコンテンツの世界への普及の実態を調査し、歌舞伎、落語などの伝統文化との対比で解読している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぴよりんご

1
農業社会日本の情報化社会での戦略:コンテンツ産業。その始まりは、江戸時代の町民文化に遡る。本歌取り、お布施スタイル、課金ではない、お金を得る方法を考える必要がある。韓国のN世代や中国の当局支配下の表現活動も、インターネットによって大きく変わってきている。アメリカスタイルではなく、東アジア型のメディア・コンテンツ産業を創出する必要がある。2017/01/22

hippos

1
まあ「モノづくり」神話からの脱却や、江戸時代型「モノ語り作り」には納得できる部文はあったのだけれど、肝心のあんこの部文がねぇどうにも僕には興味がないもんで...2010/05/23

わすけ

1
「なぜ涼宮ハルヒが世界で愛されるのか?」と帯に書いてありますが、本書にその理由は書かれていません。それっぽいことは書かれてますが論理がつながっておらず理由になっていません。どっかで読んだことある主張がちりばめられているけど参考文献が明記されてなかったり、誤植も多く、特に涼宮ハルヒに言及している部分は誤植の域を超えて正誤表を入れなければならないほどひどい間違いあるなど、かなり雑な作りの本です。2008/11/22

まさむね

1
日本の「モノづくり」は幻想で、実は「モノ語りづくり」の方が世界に誇れる、ということかな。2008/10/16

ニョンブーチョッパー

0
2009/07/09

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