内容説明
「モノづくり」から「モノ語りづくり」へ。ジャパンクールが予言する日本型情報社会の未来!バブル崩壊以降の「失われた10年」は、製造業を中心とした日本の産業構造に原因があった。一方でアニメ、マンガなどの日本産コンテンツは、「ジャパンクール」として世界に受け入れられている。ここに隠された情報革命の本質とは何か?工業社会から情報社会への転換がもたらす、生活・文化とビジネスの変容を見通す。
目次
第1章 日本は「モノづくり」大国か?
第2章 「涼宮ハルヒ」の教えたこと
第3章 工業社会の後に「情報社会」が来るという嘘―江戸時代は「情報社会」だった
第4章 「モノづくり社会」から「モノ語りづくり社会」へ
第5章 東アジアの「モノ語りづくり」産業―台湾・韓国・中国へと伝播するジャパンクール
第6章 農耕社会・日本が情報社会に生きる道―アニメ・アニマル・アニミズム
第7章 情報社会のユーザーの姿を探る法―今振り返る江戸時代型「モノ語りづくり」
著者等紹介
奥野卓司[オクノタクジ]
1950年京都市生まれ。京都工芸繊維大学大学院修了。米国イリノイ大学人類学部客員准教授などをへて、1997年から現職および関西学院大学大学院社会学研究科教授。国立国際日本文化研究センター客員教授。情報人類学専攻。アニメをはじめとする日本のコンテンツの世界への普及の実態を調査し、歌舞伎、落語などの伝統文化との対比で解読している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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