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内容説明
高校生の赤松祐樹は、「“シフト”世界」では半人半獣のトカゲ男・ラケルとして隠者のような生活を送っていた。だがしかし、異世界の出来事が現実世界に“侵触”をはじめたとき、ラケル=祐樹は一つの決断を下す!「夢の世界」では獅進リカルトと対峙し、「現実世界」では日野鷹生との勝負に臨む。徐々に明かされるラケルの過去と、世界の“クリア”にかかわる、『魔王』と『勇者』、そして『姫』の存在―。はたして世界はクリアされるのか?『悪魔のミカタ』の著者・うえお久光が贈るモダンファンタジー、第2弾。
著者等紹介
うえお久光[ウエオヒサミツ]
鹿児島在住。『悪魔のミカタ 魔法カメラ』で第8回電撃ゲーム小説大賞“銀賞”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キーツ(Nob Arakawa)
4
面白かったとは思うのだけれど他の方も指摘しているように少々やらずぼったくり感が出てきたのも確か。そして3巻も購入済みなんだけど4巻の発表がなさげで完結しない未来が見え隠れしてきた。とりあえず3巻で続きの印象をば。2015/04/15
浅葉
4
★★★★★ ラケルとリカルド(+α)の対決、赤松と日野の対決と、少年たちの対峙が印象深い巻。特に後者の水泳対決は、結果が出た後の保健室での宮沢と空の殴り合いも含めて大好き。でもホントセラ(宮沢)は無神経だなあ。チアノーゼ状態になってまで勝って、ようやく気を取り戻したばかりの人間に、賞賛するでなく、あっさり「水泳部に入らない?」は配慮足りなすぎ…。例えこれから成長していくにしろ、やっぱり彼女が「姫」となるのは勘弁してほしい…。2010/05/19
ふじさん
3
これまで語られなかった物語の背景が、次第に明らかとなってきたシリーズ第二作。二つの世界の対置は若干安易な書き振りにも見えるがやはり面白い。「現実」を「非現実」に仮託して語る、ファンタジーが為し得る役割の一つをこうも強く率直に書けるのは、この世界観設定が故だろう。空の事情、杏里の正体、祐樹の魔術など、新たな謎はまだ見ぬ物語の奥行きを想像させるが、それに対する登場人物たちの知識や理解が読者より先行した状態で話が進んでしまうのは何とも歯痒かった。こうした傾向は他著書にも見られるので、単に作者の筆癖かも知れない。2011/02/24
ポトフ
2
なんか、モヤモヤっとした内容だった。一巻を読んでから少し時間がたってしまったというのもあるとは思うが、なんか一巻の続きを読んでる気がしなかった。前半のダイス6の話しはまるで、途中を読み飛ばしていきなり四巻あたりを読んでいるかのようで、後半は唐突な展開で三冊分ぐらいの話しを強引にまとめたかのような感じでした。一巻を読んだときは今後の展開に胸を膨らましましたが、打ち切り漫画のような展開で残念です。話し自体は非常に面白いのですが…2011/03/10
有希
2
シェヘラザの復活を待ち望む。2009/08/27