パズル・パレス〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 284p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784047915183
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

アメリカで最も謎に包まれた、史上最強の諜報機関NSA(国家安全保障局)、そのシステムが破壊されたとき、全てのプライバシーが白日の下にさらされる!

全通信を傍受・解読できるNSAのスーパーコンピュータ<トランスレータ>が狙われる。そもそもテロリストの通信の解読を目的に開発されたものだが、一般市民の通信全てを監視可能。従って、<トランスレータ>の存在は一般には決して公に出来ない国家機密であった。しかし、この状況に憤った元NSAスタッフが、「デジタル・フォーレスト」と名づけた解読不可能な暗号ソフトを楯に、コンピュータの存在を公表しろと迫ったのだ。このソフトが流布されれば、アメリカは無防備となり国家の危機に瀕してしまう・・・。NSA暗号解読官スーザンは「デジタル・フォーレスト」をこの<トランスレータ>で解読しようとするが、解読どころかコンピュータ自体、そしてNSAの機能さえも麻痺してしまう。
「デジタル・フォーレスト」を凍結させるパスワードを求めて、アメリカ、スペイン、そして日本を舞台に、タイムリミットの暗号解読作戦が始まった!
スリリングなストーリーの中で情報化時代のテロリズムを描き、個人のプライバシー vs 国家の安全という、まさに今日的な政治問題を掲げる。真のテロリストは誰なのか、真の自由の監視人は誰なのかを問う、大型テクノスリラー。

※パスル・パレスとは?
NSAのニックネーム。地球上で最も優れた暗号学の頭脳が集まる場所。

内容説明

NSA暗号解読官スーザンは「デジタル・フォートレス」を「トランスレータ」で解読しようとするが、解読どころか、NSAそのものの機能さえも麻痺してしまうという絶体絶命の事態に…。ソフトを凍結させるパスワードを求めて、アメリカ、スペイン、そして日本を舞台に、タイムリミットの暗号解読作戦が、今、始まった!個人のプライバシーと国家安全保障とが対立する、情報化時代のテロリズムをスリリングに描いた、鮮烈なデビュー作。

著者等紹介

ブラウン,ダン[ブラウン,ダン][Brown,Dan]
1964年、米ニューハンプシャー生まれ。アマースト大学を卒業後、英語教師から作家へ転身。1998年、『パズル・パレス』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽろん

35
やっぱり、面白かった。下巻は、スピード感があって、ダビンチコードを彷彿とさせる場面の連続でした。脅迫を仕掛けてきた日本人に対しても、完全な悪者として描かれてないところも好感が持てた。意外な犯人に振り回されて愉しめました。やっぱり、映画で観たいなあ。2020/05/05

らび

25
やっぱり指輪を見たか知ったかだけで皆殺しって無いわ~まあラストは大団円で良かったよかった・・・展開は特別どうこうということも無いし、テーマが難しくて会話部分以外は流しちゃいました。2017/04/21

トムトム

24
いやいや、面白かった!最後の最後のちょっとした事も衝撃でした。騙し騙されのダン・ブラウン節はきっちりしています。ラングドンシリーズにつながるデビュー作です。読んで損はなし。2019/10/02

nonnomarukari(ノンノ〇(仮))

14
下巻も読了。「ダヴィンチ・コード」「天使と悪魔」と同じように主人公が暗号解読をして謎を紐解いき、その裏で暗殺者や黒幕が暗躍するといった話だった。そういった話の持って行き方は初期の頃からの作者の特徴だったのか。副所長の愛があまりに重いのとエンセイ・タンカドやらトクゲン・ヌマタカという変わった名前の日本人がいるのが特徴なお話。「ヌマタカ」って読むとリトルチャロ2の「ナムタカ」さんを思い出してしまい笑ってしまった。2010/11/11

橋川桂

13
「デビュー作にはその作者の全てがある」という言葉を絵に描いたようなデビュー作。国家の保安を脅かしかねない陰謀、それに巻き込まれる在野の研究者、二転三転のスピーディな展開、意外な黒幕、トラベルミステリ的味付け、暗号などなど。ラングドン・シリーズとかでダン・ブラウンにはまってさかのぼって読んだのだと、まだまだ自分のものに出来てないと感じるところもあるものの、後に世界的売れっ子になる片鱗がうかがえる。2018/08/05

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