内容説明
最も90年代的な、“透明な絶望感”を描くポストモダン世代のカルト・ロードノベル。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
c3po2006
1
★★2016/07/26
hutaketa
1
ジェネレーションX。wikiによると「個人主義と内向性を特徴としており、政治や社会に対して冷めている傾向が強い」らしい。世代の感じはビートニクから受けるものと近かったかな。書かれた時代のせいか「終末観」が強かった気もする。とはいえ『ライ麦畑でつかまえて』とか『ブライツ・ライト、ビッグ・シティ』みたいな青春小説として読める。「移動」というアメリカ文学らしい側面もしっかりあった。で。マーケティングと広告代理店がdisられててちょっとだけ爽快。まああくまで表面に過ぎないけど。2010/09/06