恐るべきTPPの正体―アメリカの陰謀を暴く

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  • サイズ B6判/ページ数 199p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047318397
  • NDC分類 678.3
  • Cコード C0033

内容説明

TPPはアメリカ政府と産業界が一体となり、わが国の構造改革を成し遂げようとする、アメリカに都合の良い「日本改造計画」に他ならないのである。

目次

第1章 なぜ今、TPP参加なのか(日本に利益をもたらさない「平成の開国」;TPPを推進する経済産業省の言い分 ほか)
第2章 TPPをめぐる各国の動き(TPPに慎重なニュージーランド;アメリカ主導で作られるTPP協定案文 ほか)
第3章 一枚岩ではないTPPをめぐるアメリカの状況(アメリカの要求はさらなるアジア市場の開拓;全米酪農団体からの圧力 ほか)
第4章 TPP交渉の裏で暗躍するアグリビジネス(食料価格高騰を演出するアメリカ;遺伝子組み換え種子を世界に売りまくるモンサント ほか)
第5章 日本はどうなるのか―TPPという黒船に日本はつぶされる(輸出製造業対農業の構図を超えたTPPの実態;TPPで打撃を受ける国内農業 ほか)

著者等紹介

浜田和幸[ハマダカズユキ]
1953年鳥取県生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。米ジョージ・ワシントン大学大学院で政治学博士号を取得。国際未来科学研究所代表を経て、現在、参議院議員(自由民主党)。日本バイオベンチャー推進協会理事、国連大学ミレニアム・プロジェクト委員、特許庁工業所有権副読本選定普及委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

8
どの国も自国にとって最も有利になるように外交を進めようとする。その中で、互いにプラスになるように妥協点を見つけ出すことが外交の本質である。どこで妥協するかを正しく判断するためには、何がプラスで何がマイナスなのかを判断することがその第一歩となる。この部分をしっかり抑えることで、初めてどう進めていくかの指針が建てられる。2013/09/17

メタボン

6
☆☆☆ モンサント恐ろしい。絶対遺伝子組み換え穀物を日本に入れてはならない。TPP交渉は足踏み状況だが、慎重に進めなくてはならない。2014/07/29

壱萬弐仟縁

3
重要箇所はゴシック太字で記されているため、主張は明快だと思う。総じていえば、食料安全保障や人間の安全保障の両面において、かなりなダメージを受けるということがわかる。製造業などの多くの産業分野にお影響が及ぶため、日本の産業構造は劇的に変容を迫られる。それに与するか、しないか、国民の意思が改めて問われていくことになろう。野田総理の最近の交渉参加表明は、アメリカの外圧がかかっているのが明白だろう。24分野(EPAではなかった労働や環境の分野が入ってくる、129ページ)もあるので、生活は一変することは想定内だ。2012/05/08

Mitz

3
「第3の開国」…というスローガンを最近よく見るが、この本を読めば、TPPの締結が、“治外法権”や“関税自主権”の問題に必死に取り組んだ明治の政治家の必死の努力を無にしかねない愚策であることがよく分かるだろう。(「過去2つの開国が外圧によるものである」という文脈で考えれば、絶妙な皮肉だが) 最近ようやく“反TPP”の動きが顕在化してきたが、政府、メディア、経済界の反応は未だ鈍い。いち早く“輸出製造業vs農業”という単純な構図から脱却し、官民あげて、TPPを徹底的に議論する必要がある。2011/04/26

SF

2
外資が日本産業を飲み込む可能性を秘めているTPP。メディアでは農業と輸入産業に焦点が絞られているけど、恐ろしいことに国民の預金を外国の金融資産がコントロールする危険性もはらんでいること。TPPには反対ですね。2011/11/13

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