角川SSC新書<br> 勝海舟が絶賛し、福沢諭吉も憧れた 幕末の知られざる巨人江川英龍

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角川SSC新書
勝海舟が絶賛し、福沢諭吉も憧れた 幕末の知られざる巨人江川英龍

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  • サイズ 新書判/ページ数 255p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047316317
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0221

出版社内容情報

幕末維新の偉人たちが評価してやまない俊英・江川英龍。韮山反射炉・お台場の建設、農兵の導入、軍用パンへの着目等、様々な功績を残した。11年に及ぶ総合調査を経た今、最新の研究成果と新たな幕末像がここに!

内容説明

幕末・維新の偉人たちが評価してやまない俊英・江川英龍。国防からの韮山反射炉・お台場の建設、農兵、近代軍隊の導入、軍用としてパンへの着目など、様々な功績を残した。11年に及ぶ江川文庫総合調査を経た今、新たな英龍像、幕末像が見えてきた。韮山反射炉の世界遺産推薦も話題となる江川英龍の最新の研究がここに!

目次

序章 江川文庫の資料価値とその調査
第1章 今なぜ、江川英龍(坦庵)なのか?
第2章 英龍、誕生す!―英龍を生んだ江川家の歴史と家風
第3章 英龍、我を磨く!―家族愛を目覚めさせた父・英毅(三十五代)と母・久の教育
第4章 英龍、奔走す!―代官就任とその活動
第5章 英龍、大自然に学ぶ!―絵画にみる科学者としての目
第6章 英龍、国を憂い動く!―海防建議と台場建設
第7章 英龍、次代に夢を託す!―人材の育成と進取の精神

著者等紹介

橋本敬之[ハシモトタカユキ]
公益財団法人江川文庫主務。1952年生。静岡大学人文学部卒。義務教育諸学校、静岡県教育委員会に勤務の傍ら、静岡県史をはじめ自治体史編纂のための調査、執筆。文化財・自然環境保護のためNPO法人伊豆学研究会を立ち上げるとともに、現在は公益財団法人江川文庫嘱託として、資料管理にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

№9

23
広瀬隆著「文明開化は長崎から」からのspin-off reading第一弾。著者は、江川家に残されている中世以来の膨大な資料を管理する公益財団法人江川文庫の主務を務める方、とのこと。つまりプロの著述家ではないようで、文章が固く読みにくかった。感情量のやたら多い広瀬隆の文章と比較するのは酷かも知れないけど。それにしても江川英龍の偉大な業績やその高潔な人格がほとんど知られていないのはなぜか?流行作家やメディアがほとんど取り上げていないからだろう。ここはひとつ、NHKの歴史ヒストリアに是非取り上げて貰わねば!2015/10/02

壱萬弐仟縁

14
「英龍はいつも自分の考えに固執することなく、自分の考えが受け入れられないとわかれば次の提案を行い、いつでもそれを補う良い方法を考え、次第に完全なものになるよう心掛けていた」(34頁)。このような心構えが、放射能除染や原発ゼロを進めるにあたっても、推進派の固執に対して説得できればよいが。韮山反射炉の写真(184頁)。反射炉っていうものの形状はどうなっているのか、知らなかったのでこれがそうか、という感じ。土を固めて素焼きにした焼石(煉瓦)を使い築造するという。2014/02/03

getsuki

2
タイトルの割に本人の業績に対する記述が少ないなぁ……と。そこが残念。2014/09/12

さとうしん

2
基本的に顕彰目的の著述になってしまっているのが残念。江川氏の系譜を源満仲から辿る必要は無いだろうと…2014/01/19

ダージリン

1
江川英龍は素晴らしい人物だと思うが、この本は本人の業績に触れるまでが長すぎないか。江川家のことを書きたかったのかも知れないが、無理して引き延ばして一冊の本にした印象を受けてしまう。むしろ反射炉に関連するテーマとして、外国との関係、蘭学の受容過程などをもっと詳述した方が良かった気がする。ところで韮山の反射炉は一度見に行ったことがあるが、暇があれば再度訪れてみたい。2014/03/02

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