角川新書
バカボンのパパと読む「老子」

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  • サイズ 新書判/ページ数 201p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047315648
  • NDC分類 124.22
  • Cコード C0295

出版社内容情報

作家・ドリアン助川がおくる、「バカボンのパパ語訳」による「老子」本。

今、日本はとんでもない問題を数々抱えている。そんな中、老子の「無為自然」の考えが役に立つはず。しかし、漢字だらけの老子の文章は難解。そこで、ドリアン助川が「バカボンのパパ語訳」で「老子」を読み解く。

内容説明

今日本はとんでもない問題を数々抱えている。そんななか、老子の「無為自然」の考えがきっと役に立つはず。生きるということは自然の摂理とともにあるということ。そこから始めるしかないのだ。しかし、漢字だらけの老子の文章を読み解くのは難しい。そんなときにあらわれたのが「バカボンのパパ」だった―。とっつきにくい漢文をわかりやすく解説する、「バカボンのパパ語訳」による老子本の登場。

目次

上巻(道(TAO)は語れないのだ
相手があって存在するのだ
うすらバカでお腹いっぱいなのだ
からっぽで満々なのだ ほか)
下巻(失われて、だんだんバカになっていくのだ;みんな一から始まったのだ;弱い力が強いのだ;まっすぐな人はぶれぶれなのだ ほか)

著者等紹介

ドリアン助川[ドリアンスケガワ]
作家、道化師。1962年東京生まれ。早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒業。放送作家などを経て、1994年バンド「叫ぶ詩人の会」でデビュー。99年、同バンド解散後に渡米。2002年に帰国後は、明川哲也の筆名で詩や小説を書いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Hideto-S@仮想書店 月舟書房

42
目からウロコの本なのだ。わらで作ったウナギイヌのように扱われても、レレレのレーと思われても、TAO(道)を知ればハジメちゃんのように笑顔で暮らしていけるのだ。……失礼しました。m(_ _)m 「老子」全81章を【バカポンのパパ語】に翻訳して解説。2000年前の賢人の教えを面白おかしく、かつ分かりやすく伝える【使徒】ドリアン助川氏、恐るべし。( Д ) ゚ ゚ ゚ ゚一度は読みたいと思いつつ挫折していた『老子』。本から学びたいと思っているし、できれば楽しく学びたい。だから、これでいいのだ♪(お約束的な)2014/06/06

ぱんにゃー

29
「バカボンのパパ」の「利口」な古代中国哲学者の意訳の本。 /人間の本質は「バカ」も「利口」も一緒! 面白い内容でした。 /家族(誰からでもOK死んでからでもOK)に愛されれば幸せだと思います。 ありがとうございます。2013/05/24

そら

26
「澄んだ目でこの世を見ることができるかな。」「天地に仁愛はない。聖人に仁愛はない。藁で作った犬のように万物、人々を扱う。」「可愛がられても嫌われても人はみんなおかしくなるものなのだ。」「寵愛ですか?レレレのレ〰」「美しい言葉は真実がない。雄弁な人は誠実ではない。博識な人は真理をしらない。知識をひけらかすのはものを知っているからではないのだ。」「”無敵”は敵を打ち負かすほど強くなることではないんだよ。敵のいない世界を作ることなんだよ。」「問題が問題にならないうちに手を打って、乱れる前になんとかするのだ。」2018/07/08

keith

26
老子の思想が、ドリアン助川さんの解釈とバカボンのパパ語訳で説明されているのだ。けど、バカボンのパパ語訳も結構難しいのだ。一番わかりやすいのは章の最後にあるバカボンやハジメちゃんたちの一言なのだ。「無敵とは、敵を打ち負かすほど強くなることではない、敵のない世界をつくることなんだ」なるほどなのだ。バカボンを語ると、きまってこんな口調になるのだ。しかしこれでいいのだ。2015/02/03

Teppei Tsujiyama

22
上善水の如し。水は善く万物を利して而も争わず。衆人の悪む所に処る。故に道に幾し。居るには地を善しとし、心には淵きを善しとし、与にするには仁なるを善しとし、言は信あるを善しとし、政には治まれるを善しとし、事には能を善しとし、動くには時を善しとす。夫れ唯争わず、故に尤無し。覚えよう。2014/06/24

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