角川ＳＳＣ新書 脳に効く「睡眠学」

宮崎 総一郎【著】

角川マガジンズ（2010/03発売）

• サイズ 新書判／ページ数 180p／高さ 18cm
• 商品コード 9784047315181
• NDC分類 498.36
• Cコード C0295

内容説明

大学病院が研究している「睡眠」について、一般生活で役立つ知識を具体的な事例をもとに紹介する。たとえば、睡眠は脳内の記憶を整理し定着させる役目を担うが、では、効率的に記憶を脳に定着させるにはどうしたらいいか？これがわかれば「資格試験や英会話を学んだあとの眠り方」に応用できる。こうした、ビジネスや一般生活の場で役立つ睡眠知識を、科学的・医学的な実験データを基にわかりやすく解説していく。眠りの本質を理解すれば、生活の幅を広げることができる。

目次

序章　睡眠学の知恵とはなにか―脳と体に活力を与える睡眠の知識
第１章　ビジネスシーンで役立つ睡眠の知識―明日の仕事で集中力を発揮するために
第２章　日常生活を充実させる睡眠の知識―深い眠りと心地よい寝起きのために
第３章　７つの習慣が眠りの質を高める―これまでの眠りに差をつけるために
第４章　「眠りの病」に関する知識―病気の正体を知らずに苦しまないために
終章　睡眠と社会―日本の発展、豊かさのための睡眠学

著者等紹介

宮崎総一郎［ミヤザキソウイチロウ］
１９５４年、愛媛県宇和島市生まれ。１９７９年秋田大学医学部卒業。１９８５年秋田大学大学院修了。医学博士。現在、国立大学法人滋賀医科大学睡眠学講座特任教授。「眠りの森」事業を通じて社会への睡眠知識の普及を行っているほか、各地域にて睡眠教育の講演を行い睡眠に対する啓発に努めている。日本睡眠学会理事、日本睡眠学会睡眠医療認定医、日本耳鼻咽喉科学会認定医、日本気管食道科学会専門医（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[やすらぎ🍀]

居眠りが絶えない、身体がだるい、集中力がない、イライラする。睡眠障害が原因かもしれません。…寝酒は、寝入ることはできるのに寝起きは悪く、睡眠不足になる。夜に強い光を感じると、眠気のリズムが狂う。運動する時間は一日の体内温度の周期に合わせる。カフェインと睡眠の深さの関係と持続性。体内時計による眠気を誘発するメラトニンを生成する食事。…2009年の新書ですが、参考になる箇所が多く、睡眠の基礎知識、眠りへのアプローチ方法が学べます。生活のリズムを整え、日常生活をより充実したものにしたい。そのきっかけとなる本💤

2019/07/18

[和草(にこぐさ)]

改めて睡眠の大切さがわかりました。ただ「寝る」だけではなく「早起き早寝」を実行し、体調を崩すことなく睡眠の質を大切にしたい。

2015/02/01

[はやたろう]

良い睡眠に勝るものはない。リズム、光、食べ物など様々なものが睡眠に影響する。また、脳を休めることがいかに大切なのかが分かる。睡眠不足は病気の基。良き睡眠を心がけたい。

2022/04/18

[syu_bo]

睡眠について、自分の知識の再整理の意味で読んだ。以下メモ▽朝の光が体内時計をリセットし、15〜16時間後眠くなるようメラトニンが生成される。▽飲酒は睡眠中の血中酸素濃度が下がり、睡眠の質が低下する。飲まないのが最良▽脳は睡眠をとることで記憶の定着を図る。…筆者と認識の相違があったのはカーテンの要否。筆者は遮光カーテン反対派。可能な限りカーテンは開けて寝ろ、とのこと。別の本では遮光カーテンを使用し、一筋の光も入れるべきでないとあった。うーん…

2020/06/01

[桃水]

2010/05/13：睡眠について「睡眠学」という比較的新しい研究分野から最新の結果をまとめた本。 大半は別の睡眠についての本で知っていましたが、知らなかったこともありました。 読みやすくそれほど厚い本ではないので昨日で読み終えられると思っていたのですが、さすが睡眠学の本だけあって(？)後10数ページという所で寝落ちてしまいました(笑)

2010/05/13