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内容説明
海辺で遺体となり発見された冬哉は、恐怖に満ちた夢を見て蘇生した。だが心音もなく姿も鏡に映らず、屋内外に佇む霊が見える…。そんな異常を隠し日常に戻った彼のクラスに突然、あの夢で見た大鎌の少女が現れた!戦慄し逃げる冬哉に、少女は迫る。「鏡を返せ」と―。それが己の死の真相を忘却した“半死人”冬哉と、迷える魂を彼岸に送る“渡し”那由子の奇妙な関係の始まりだった。死と生の境を越えて出逢った二人のダーク・ミステリ・ロマンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nawade
2
★★★☆☆ 丁寧には描けているんだけど、それがあまり面白さに結びついていない気がする。こういうストーリーだともっとホラーにもっていくかハートフルにもっていくかしないと、いまはどっちつかずで中途半端な感じ。佐々原さんだとやはりハートフルな方向に進むのが吉なんだろう。この作品では作者の特質を活かしきれていない。2011/04/02
シュエパイ
2
食いしん坊だ・・・!絶対最後に食欲が勝るタイプだ!(笑) あぁ、確かに、お腹がたい焼きな時に、たい焼き屋が壊滅してたら、膝から崩れ落ちるくらいの衝撃だよね!この方、後書きにもあるけれど、どーしてもゴシックホラーになりきれないんだなぁ、そこがまた好きなのですが♪2011/03/01
不以
1
軽いような重いような、謎の距離感がある。嫌いじゃない。2016/02/28
ブナ太郎
1
面白くなくはないけど、いかんせん話の展開が地味め。どこかにありそうな設定だし、主人公にいまいち魅力がない。ミミズクの老師は、斬新でいいキャラだと思う。なにかに似ていると思ったら、「灼眼のシャナ」に似ているのだった。2巻で、何か驚きがないとちょっと続きを読む気にはならないかな…。まあ、文章はしっかりしているので、読むのに苦痛を感じることはなかった。2巻で、このシリーズを買い続けるか決めようと思います。2011/11/08
闇虎瀬鵜
1
軽い気持ちで買ってみて読んだら――あたりくじをひいてしまった。何より主人公の設定がいい。死因不明、実際今の自分がわからない。ミステリアスで、さらに予想不可能な展開へ導いてくれそうな予感。2011/04/29