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内容説明
朽ちた街が甦る!米・独・日の徹底ルポ!賢い撤退で復活を遂げた欧米の都市の現状と、縮小政策を始めた国内地方都市の未来。
目次
第1章 世界の町が小さくなっている(21世紀、縮小都市がメジャーになる;なぜ、縮小するのか ほか)
第2章 夢から覚めたアメリカの街(「頭脳」がアメリカの都市を救う;アメリカ南部の揺り戻し ほか)
第3章 絶望からはい上がるドイツの町(ヨーロッパの縮小都市事情は複雑)
第4章 復活を遂げる日本の地方都市(日本の縮小都市)
著者等紹介
矢作弘[ヤハギヒロシ]
1947年東京生まれ。大阪市立大学大学院教授。横浜市立大学商学部卒。博士(社会環境科学)。71年日本経済新聞社入社、ロサンゼルス支局長、編集委員、オハイオ州立大学客員研究員、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス客員研究員等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobuko Hashimoto
13
アメリカ、旧東独、日本の「縮小都市」の実態や取り組みをいくつも紹介している。縮小都市とは、産業の衰退や少子高齢化、家族の形態の変化などによって、人口が減っていく都市のこと。人口減、人口流出が進むと、空き家の増加、商業の衰退が顕著となり、ますます都市の機能が低下していく。著者は人口減は避けえないこととして、賢い縮小のあり方を探るというスタンスをとる。同じ著者の岩波新書は理論の整理がていねいで、事例は絞って一都市の興亡と復活の模索の様子を詳しく紹介している。2015/10/22
ひろし
4
産業の衰退により廃墟と化すアメリカの都市。それに立ち向かいもがく人々。今後、日本でも人口減少と高齢化が進んでいくと、同じようになるかもしれない。2015/12/17
三上 直樹
3
岩波新書での新刊を読む前に、積読していた前著を読了。米独では縮小から人口増に回復した例があるというのに、2009年当時でも日本の例は減少対策のみで、「地方消滅」の時代にどうすればいいかが見えないのが問題です。2015/07/05
Hachi_bee
3
その都市ごとにその都市に似合う風景があるはず。みんな同じ方向に向いても仕方ないと感じた。2010/01/17
mrst
1
「賢く衰退する」という発想は日本中どこでも必要になってきますね。川崎もあと20年ぐらい経てば人口減少が始まるだろうし、無縁の話じゃないなと思います。2014/02/28