角川oneテーマ21<br> 反骨心

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角川oneテーマ21
反骨心

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047102071
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0295

出版社内容情報

人生は試練を乗り越えるためにある。これぞ、男の生き方!
戦うとは何なのか。逆境を乗り越え試練と立ち向かう。そこにはいつも挫折の壁がある。すべては反骨心で夢をつかむ。「無冠の帝王」の著者の人間哲学である。

内容説明

人生、挫折ありき―。「無冠の誇り」があるからこそ、男の生き様は輝く。立ちはだかる逆境を「反骨心」で乗り越えた男・清原和博の人生哲学とは何か?「無器用な男」の人生哲学と生き様を公開する。

目次

序章 一枚の色紙
第1章 挫折と反骨心(戦力外通告;悔しさを刻むピアス;岸和田魂;解雇通告;男気)
第2章 感謝について(散る桜、残る桜も散る桜;芽生えた感謝の心;傲慢で不遜だった自分;恩は必ず返す;ただ酒は飲むな;感謝の気持ちが勇気を生む;僕の幕の引き方;地獄のリハビリ;息子の言葉;生き様を見せる;ふたつの引退試合)
第3章 野球の神様(渡邉恒雄オーナーの一言;野球の神様;三振からのスタート;落合監督のヒント;門限破り;一流のピッチャーの壁;山田太郎が理想の四番像)
第4章 桑田真澄というライバル(桑田の復活とホームラン;最大のライバル;桑田の甲子園での活躍;桑田がやるなら;甲子園と挫折;チームプレー)
第5章 挫折のすすめ(人生の壁;僕が王さんと巨人を助けてやる;涙のドラフト;裏切られた;涙)
第6章 熱いフライパン(日本シリーズ;はじめて日本シリーズ出場を逃がす;至上命令のタイトル獲得;一億円というプレッシャー;煮え切らない日々;ぬるま湯;誠意とジャイアンツ;「野球人生は憎しみで終わるよ」;応援ボイコット;桑田につぶやいた愚痴;戸惑った野球の違い;力対力こそ男の勝負;一度の失敗が大きな傷跡を残す;封印した八六八)
第七章 ケガとの戦い(通算一九六個;バットを投げつけたわけ;死球に平然とする;度重なるケガと肉体改造;妻のために;復活;外国人に負けないパワー;一気に身体を大きくした弊害;ケガは借金と同じ;士は己を知る者のために死す)
終章 そして、夢へ(無冠の誇り;最後のホームラン;プロ野球の魅力;指導者の道)

著者等紹介

清原和博[キヨハラカズヒロ]
野球評論家。1967年、大阪府岸和田市生まれ。高校時代はPL学園の主砲として5回連続で甲子園に出場。史上最多の甲子園通算13本の本塁打、高校通算64本塁打を記録。85年にドラフト1位で西武ライオンズに入団。86年、高卒新人新記録となる31本の本塁打を記録。最優秀新人賞を獲得する。96年、FAで読売ジャイアンツに移籍、98年にプロ入り以来13年連続20本塁打以上の日本記録を樹立。2006年、オリックス・バファローズ入団。08年に現役引退。生涯通算成績は、2338試合に出場し、打率.272、2122安打、525本塁打、1530打点。サヨナラ本塁打12本、最多死球196、最多三振1955などの記録を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hatayan

34
2009年刊。類いまれな才能で80年代から00年代までプロ野球で活躍した清原和博の自叙伝。ライバルであり親友の桑田真澄への複雑な思い、憧れて移籍したものの腫れ物扱いされ捨てられた巨人への愛憎が中心。怪我は借金と同じで一気には治せないが巨人では外からの要求に負けて完治させる余裕がなかった話などは、読んで身につまされるところがありました。 2016年に清原は薬物使用で逮捕、現役終盤から覚醒剤を服用していたことが明らかになります。薬物もピアスや番長キャラも、本人の繊細さを覆い隠そうとしたものだったのでしょうか。2019/07/14

ジェンダー

28
パリーグとセリーグとはまた違うので多少数字を残せなくても仕方がないと失礼ではあります。巨人時代の清原さんが一番印象に残っています。ただ弱い部分を見せないためにパワーに走っていたと思う。ある程度パワーは必要ではあるけれどあり過ぎるのもどうかと思う。その限度を考え野村克也監督の下で復活した山崎武司選手のように配球をよんだり、バッティングに対する考えを変えていればまた変わったかもしれない。でもここまで大舞台に強い選手でもあり、いろんな意味でスケールの大きい選手はなかなか出てこないと思います。2013/11/02

再び読書

11
リアルタイムで彼の活躍(苦悩)を見てきた1ファンとして、色々な思いが詰まった一冊です。あれだけ世間の注目を集め、野球に人生を捧げた男の生き様を垣間見た。高校時代のKKはスパースターだった。それだけに浮かれない様に生きるのは部外者が想像出来ないだろうと思われる。巨人に対する執着、日本シリーズで巨人に勝つ際に流した涙は、心を打たざるを得ない。故に巨人から遠ざかった自分がいる。今なら巨人に対する思いも冷静に受け止めれただろうが、憧れの巨人には幻想を抱いているのもうなずける。それだけに今は巨人が憎い。2011/09/26

くりのすけ

9
清原に憧れた世代として興味があった一冊。色々な思いが詰まった一冊だった。あれだけ世間の注目を集めたスターもいないであろう。とりわけ高校時代はスパースターだった。巨人に対する思いと日本シリーズでの巨人戦での涙の真相など興味深かった。2014/04/02

Sumiyuki

7
わがままだと、誤解されやすいが、チームのためにプレーしていた。悔しさを忘れないためにピアスをつけた。刺青も悔しさを忘れないために入れたのだろう。監督姿をみたい。男気溢れる清原が大好きだ。@たしかにきちんと節制していれば、王さんの八六八本は無理だったにしても、七〇〇本はホームランを打てたのではないかと思う。だが、三〇代以降大きな挫折を味わったことで、僕は人生において大切なことをたくさん学んだし、もがき苦しむ過程でさまざまなものを得た。2016/02/07

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