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内容説明
秋原原無差別殺傷事件、うち続く政権崩壊…。二〇〇七年から「最悪の年」二〇〇八年にかけて起きた国内の数々の事件・出来事、そして一大ブームとなった『蟹工船』の犀利な読解・分析を通じ、日本国家を弱体化すると共に暴力化し、日本社会の中に絶対的貧困とテロリズムへの期待を生み出した新自由主義の内在論理を徹底的に解読する。
目次
なぜいま国家について語らなくてはならないのか
第1部 滞留する殺意―暴力化する国家と社会の論理(国家と社会と殺人;『蟹工船』異論;控訴棄却;農本主義と生産の思想)
第2部 沈みゆく国家―新自由主義と保守主義の相克(内閣自壊;情報漏洩;支持率二パーセントでも政権は維持できる;北方領土と竹島)
著者等紹介
佐藤優[サトウマサル]
1960年生まれ。起訴休職外務事務官・作家。同志社大学大学院神学研究科修了後、ノンキャリアの専門職員として外務省入省。在ロンドン、在モスクワ日本大使館勤務を経て本省国際情報局分析第一課に勤務。外交官を務めるかたわらモスクワ国立大学哲学部、東京大学教養学部で教鞭をとる。主任分析官として活躍していた2002年に背任・偽計業務妨害容疑で逮捕。512日の勾留を経て03年10月に保釈。執行猶予付き有罪判決をめぐり、現在も最高裁に上告中。著書に、『国家の罠』(新潮社、第59回毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(新潮社、第38回大宅壮一ノンフィクション賞/第5回新潮ドキュメント賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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