角川oneテーマ21<br> 教師格差―ダメ教師はなぜ増えるのか

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角川oneテーマ21
教師格差―ダメ教師はなぜ増えるのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047100992
  • NDC分類 374.3
  • Cコード C0295

出版社内容情報

公立学校の教師が病んでいる。一方で教師力の低下が深刻の問題化してきた。「教師格差」は教育崩壊のもうひとつの現実である。

内容説明

なぜ教師はここまで追いつめられたのか?教師力の低下と苛酷な教育現場の実態。本当の「教育再生」への処方箋。

目次

序章 病める教師―教育の現場から
第1章 教師力は落ちたのか
第2章 「逆風」にさらされる教師
第3章 教師の条件
第4章 「教育再生論議」に見る、教師の未来
第5章 「教育再生」への提言

著者等紹介

尾木直樹[オギナオキ]
1947年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、海城高校、公立中学教諭を経て、法政大学キャリアデザイン学部教授、早稲田大学大学院客員教授、臨床教育研究所「虹」所長。子ども第一の、心通う教育を求め、現場に密着した調査・研究、講演、評論活動に精力的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

警蓮社峻譽身阿

17
2007年刊。教師への批判が強くなり始めた頃、教員免許更新制や教育基本法改正が議論された。現場の現実を置き去りにして、市場主義的教育論にさらされた総理大臣直下の会議では的外れな提言がたくさんなされたという。著者は正面から全否定するような厳しい立場だが、教育の素人にはそこまで共感出来なかった。条文や提言への批判は日本語の揚げ足取りのように感じた。10年以上経った現在、どれぐらい改革が進んだのかは、子どもらの学校を見る限り判然としない。2023/12/25

GORIRA800

16
評価制度を強化していけば生徒の望む理想の教師像とはかけ離れていくのでは・・・?とは感じた 勉強といっても点数の取れる勉強と興味に繋がる好奇心的な勉強は違うと思うし学校を単純に評価するのはどこをどう評価するのだろうと疑問に感じた 小学校も中学校も学びという道においては通過点にすぎないわけで 学びというものを政府が単純に考えているような気が2021/05/25

こと

6
教育の難しさ、現状、課題、一般市民の声…。偏りがあるのは否めないが、やはりさすが評論家かつ現場経験者。的確かつ鋭い。大変勉強になった。2019/07/11

ひよピパパ

5
尾木ママこと尾木直樹氏による教育評論。近年劇的に変化し続けている社会状況の中で、2007年刊行の本書の提言も、今読むと若干古さを感じてしまうが、それでも「教育は子どもたちのもの」という意識を持って、もっと教育にお金をかけていくべきだという主張は、その通りだと思う。単なる提言とならず、実行されていくことを願いたい。 2018/03/21

わらび

5
「こども格差」に続き、尾木さんの本 出張という言葉は耳慣れた言葉だが実は教職員だけに通じる隠語であり、保護者に対して使うのは不適切である。また、職員室や保護者との会話の中では〇〇先生と敬称で呼んでいるのに、町で児童生徒に会うと「先生って呼ばないで」と言う。確かに前者の場合、教諭が正しい言い方であり、保護者に「〇〇先生は、、、」などと言うのは失礼にあたる。後者ではこどもに先生と呼ばせないということは自分の職業に対する自信の無さがあらわれたものだという。これに関しては私も経験があり、おかしさを感じていた。2016/08/07

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