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内容説明
日本はアメリカを凌駕してはならない。それは、日本の発展の前提である国際的秩序をみずからの手で崩壊させることになるからだ。日本が選ぶべき道は何か?社会がバブルに沸く20年前に現代日本の危機を見抜いていた山本七平が、様々な「日本人論」から浮き彫りにされた日本人の特質と行動原理を独自に検証し、現代の我々に向けて綴った一冊である。
目次
序章 相手を知るにはどうするか(敵を知るにはどうするか;ギャラップ調査に見る「日本人」像 ほか)
第1章 欧米人の見た日本(宣教師たちは日本をどう見ていたか;「生来、道理に明らか、盗みを憎む…」 ほか)
第2章 『看羊録』の日本(日本に拉致された韓国人の見聞記;上下の区別がなく威厳に欠ける ほか)
第3章 『人鏡論』の日本(世界に類のないユニークな作品;著作者不明の大ベストセラー ほか)
第4章 未来への課題(「仏道のくせは幻術なり、儒道のくせは文辞なり」;「自然」に対する誠実こそ人の「道」 ほか)
著者等紹介
山本七平[ヤマモトシチヘイ]
評論家・日本研究者。ベストセラー『日本人とユダヤ人』を始め、「日本人論」に関して大きな影響を読書界に与えている。1921年生まれ。42年青山学院高商部卒。砲兵少尉としてマニラで戦い捕虜となる。戦後、山本書店を設立し、聖書、ユダヤ系の翻訳出版に携わる。70年『日本人とユダヤ人』が300万部のベストセラーに。『私の中の日本軍』『日本教の社会学』『帝王学』『昭和天皇の研究』『聖書の旅』『論語の読み方』など多数の著書を刊行し、日本文化と社会を批判的に分析していく独自の論考は「山本学」と称され、日本文化論の基本文献としていまなお広く読まれている。91年没(69歳)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sai
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