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内容説明
慶喜写真の発見秘話。徳川慶喜の曾孫が辿ったタイムスリップの旅。
目次
江戸城で時の旅人になる
皇居周辺に江戸のおもかげを探す
上野の森は歴史ワンダーランド
浅草と慶喜の意外な関係
芝で東海道と海を感じる
慶喜が愛した小石川界隈
物思う谷中の墓めぐり
著者等紹介
徳川慶朝[トクガワヨシトモ]
昭和25年2月1日、徳川十五代将軍・慶喜公直系の曾孫として、静岡県に生まれる。広告制作会社でカメラマンとして20年にわたって広告写真の分野で活躍後、独立。現在、フリーランスで、主に徳川家に伝わる歴史的建造物や遺跡を撮り続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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さきん
22
明治の中頃になって写真撮影への関心が再燃した慶喜が自らカメラを手に取って撮影にのめりこむ。奇しくもカメラマンとして働く曾孫の徳川さんが遺した写真を通して慶喜の人なりに迫る。幕臣や公武合体派の人達にとっては大政奉還から大阪城からの逃亡まで最悪のお殿様という印象だが、慶喜本人としては大量に死人を出してまで徳川中心の政治にはこだわっていなかったのかもしれない。しかし、それでも失職した幕臣で再出発して畑を耕している人達から慶喜が趣味に興じているのを見れば怒りが湧くのはまた自然なことだと思う。2018/05/19