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内容説明
「国民」である前に「有権者」たれ。「憲法力」とは「ことば」への信頼である。「憲法」を裏切り続けることで、「ことば」を裏切り続けた政治に私たちから終止符を打つ方法とは。
目次
第1部 そもそも「憲法力」とは何か(ぼくたちが回復すべき「力」とは何か;憲法を書く子供たちに学んだこと;なぜ、私たちは「日本人」「国民」である前に「公民」「有権者」でなくてはならないか)
第2部 いかに「憲法力」を身につけるか―五つのレッスン(なぜ、「前文」を書くか―有権者であるためのレッスン;「押し付け憲法」論を超えて―いかに「日本国憲法」が作られたのかを学ぶ;「美しい日本語」で書くためには―「英文」の憲法前文を「新訳」してみよう;「We」とは誰か―いかなる「主語」で書き始めるか考えよう;「憲法改正案」について考えてみよう―各論への出発)
第3部 「憲法力」とは「ことば」を信じることである(日本国憲法と二つのアメリカ;第九条は文学の問題である)
著者等紹介
大塚英志[オオツカエイジ]
1958年生まれ。筑波大学人文学類卒業。日本民俗学専攻。まんが原作者。学習院女子大学非常勤講師。中高生に自分のことばで「憲法前文」を書くことを呼びかける「護憲」の方法を提唱。批評誌「新現実」を主宰し、サブカルチャーとおたく文化の視野からの評論・社会時評が注目されている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
静岡ニート
6
「ことば」を裏切る社会で、ただ空気や感情に流された改憲論が説かれる。 何かと悪く言われるゆとり世代だけど、著者曰く、「私」から出発し、「他者」と出会い、その延長に「公」を見つける能力がある。誰に教わったわけでもないのに。きっと集団より個性を尊重する意識があるんだろう。 私もゆとり世代である。もしかしたらゆとり世代がその憲法力をもって社会を変えていくことができるかもしれない。そう思うと嬉しい。2017/05/24
hiratax
0
憲法ってずっと一定のブームはあるのだときづく。2005/08/03
yagunet
0
ことばの力を信じよう!2010/06/02