角川選書<br> 歌舞伎の見方

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角川選書
歌舞伎の見方

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  • サイズ B6判/ページ数 234p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047034327
  • NDC分類 774
  • Cコード C0374

内容説明

歌舞伎鑑賞に必要なのは知識ではない。学ばなければならないことがあるとすれば、出雲のお国以来続いている感覚の源泉だけだ。この魅力の源泉「官能のしたたり」は、役者のなかにも、音楽のなかにも、小さな道具のなかにも隠れている。「助六」(「助六由縁江戸桜」)、「忠臣蔵」(「仮名手本忠臣蔵」)、「寺子屋」(「菅原伝授手習鑑」)、「熊谷陣屋」(「一谷嫩軍記」)など40余の演目を中心に、歌舞伎ならではの演出や見どころ、役者の魅力を妙趣に富む文章で紹介する、至上の歌舞伎鑑賞案内。

目次

「対面」の秘密 寿曾我対面
「暫」―隈取りの美しさ 暫
「勧進帳」―その魅力 勧進帳
廓の夜更け―「助六」の星 助六由縁江戸桜
別火物忌―菅丞相 菅原伝授手習鑑
荒事のたのしさ―「車引」 菅原伝授手習鑑
桜の肩入れ―「賀の祝」 菅原伝授手習鑑
ハラと性根―「寺子屋」の松王丸 菅原伝授手習鑑
時代と世話―「鮓屋」 義経千本桜
けれんと涙―狐忠信 義経千本桜〔ほか〕

著者等紹介

渡辺保[ワタナベタモツ]
1936年、東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、東宝演劇部企画室を経て、演劇評論家。『女形の運命』で芸術選奨文部大臣新人賞、『忠臣蔵』で平林たい子文学賞、また同書と『俳優の運命』で河竹賞、『娘道成寺』で読売文学賞、『四代目市川団十郎』で芸術選奨文部大臣賞、『黙阿弥の明治維新』で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

44
歌舞伎好きですが詳しくなかったので読んでみました。 我慢して途中まで読みましたが、私には合わなかったようです。 特に最初の助六で、一度も観ていないからこそ楽しみにしていたのですが、すぐにも観たくなるといったワクワク感は感じられませんでした。 最後まで読んでいないので、これ以上の感想が書けません。2016/01/08

脳疣沼

2
初心者は歌舞伎のどこをどう面白がれば良いのか、が知りたくて読んだが、いまいちだった。2015/12/14

ブルーローズ

1
14年4月3日。歌舞伎にはいろいろ約束事があり、それを知らなくてもそりゃ楽しめるけど、知っていたほうがもっと楽しめるし。その知識付けにはうってつけの本。読んでいるうちに見たくなる演目もまた、出てきちゃった。2014/07/01

みつひめ

1
最近見た演目についての記述に「え、見落とした!」と思うこと、しばしば(汗 知ってるつもりでも、まだまだしらないこと、気づいてないことがいっぱいあるなぁ、ということを再確認。折にふれて読みなおします。2010/01/26

saksak

1
エッセイ風とか。いつものように簡潔にして本質を突きながら、読みやすくしたためられている。ただ、同じ入門編で斬新な発見の度合いならば既刊「歌舞伎ナビ」の方が強かろうと思う。2010/01/03

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