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神仏のすみか

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784046210227
  • NDC分類 160.4
  • Cコード C0310

内容説明

人はどこからやってきたのか。という問いは、神仏はどこに坐すか、という問いと重ねられる。時間を遡り、空間を展げて、その住処を探す。どこへ向かえばいいのか。人はその答えを求めて、動物という魔法や植物という呪物とともに「神話」の森に入る。精霊、時空、魔法。哲学者・梅原猛が、魂、宇宙、遺伝子の世界から、「神と仏」に迫る。

著者等紹介

梅原猛[ウメハラタケシ]
哲学者。大正14年(1925)、宮城県に生まれる。哲学から仏教の研究に入り、その間に『隠された十字架』(1972)、『水底の歌』(1973)を執筆。その後、縄文・アイヌを研究。「梅原日本学」を確立。現在、「梅原学」確立のため、再びアイヌ研究に入る。国際日本文化研究センター初代所長

中沢新一[ナカザワシンイチ]
哲学者。昭和25年(1950)、山梨県に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了(宗教学専攻)。学生時代よりネパールへ赴き、チベット僧につき密教の修行を積む。著書は『チベットのモーツァルト』(サントリー学芸賞)、『悪党的思考』、『森のバロック』(読売文学賞)、『哲学の東北』(斎藤緑雨賞)、『フィロソフィア・ヤポニカ』(伊藤整賞)など多数。五冊めの『対称性人類学』で小林秀雄賞受賞(2004)。2006年4月より、多摩美術大学芸術人類学研究所、初代所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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chokujin

0
梅原先生は、この3人の学者たちを前に親分のようだ。互いの立場や考えていくを尊重しすぎて相手を褒め過ぎる対談と違って、対立意見もしっかり言い合うところなど、生の声を聞いているような臨場感が感じられて面白い。松井先生の近著「我関わる、ゆえに我あり」で言いたかった思想の筋はすでにこの対談の中で語られている。人間圏の話だ。松井先生の科学からのアプローチと梅原先生の隠された十字架や水底の歌を著した時の推論とその立証方法は全く違う話なのに方法論として共通している。何事にも疑問を感じ、権威に縛られない姿が小気味良い。2013/05/08

wasuregai

0
中沢新一×梅原猛というところに惹かれたのだが、最終的には遺伝子とかの生物学が仏教思想とリンクするっていう指摘が面白かった。明治の頃に南方熊楠も捉えている概念であるが、「遺伝子」とかって認識はなくても、こう、昔の人たちは感覚的にそういうことを捉えていて、それが宗教的解釈(肉体は滅んでも魂は子々孫々に受け継がれていくとか)へと発展したというのが興味深い。2011/07/08

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