出版社内容情報
自立して自らの人生を生きようした魅力的なヒロインたちは、映画のなかで、なぜみんな死んでしまうのか? 出てくる映画を1本も知らなくても、今読んでも、刺激的な発見に満ちたフェミニズムの名著が待望の復刊! 現代も繰り返し描かれる、男社会の勝手な女性観、消費されるヒロインたちをフェミニスト目線であざやかに読み解く。復刊にあたり、本書と合わせて見たい映画30本を紹介する最新「Feminist Film Guide」を収録。
内容説明
映画からフェミニズムが見えてくる。自立して生きようとしたヒロインたちはなぜみな死んでしまうのか?「男社会」による勝手な「女性観」と女性抑圧のかたちを読み解く!今こそ読むべき名著、待望の復刊!
目次
第1章 「赤い靴(THE RED SHOES)」愛か仕事か、二者択一を迫る男たち
第2章 「突然炎のごとく(JULES ET JIM)」女は男のお気に入りのオモチャである
第3章 「ベティ・ブルー 愛と激情の日々(37°2LE MATIN)」女も愛だけでは生きられない
第4章 「秋のソナタ(H¨OSTSONATEN)」娘が母を告発するとき
第5章 「女優フランシス(FRANCES)」あの人にだけは分かってほしい
第6章 「愛と追憶の日々(TERMS OF ENDEARMENT)」主婦という自己犠牲からの脱却
第7章 「エミリーの未来(FL¨UGEL UND FESSELN)」母親は成功した娘に嫉妬する
第8章 「リアンナ(LIANNA)」自分のセクシュアリティをとりもどす
第9章 「存在の耐えられない軽さ(THE UNBEARABLE LIGHTNESS OF BEING)」依存と支配が“弱い自分”をつくる
第10章 「私の中のもうひとりの私(ANOTHER WOMAN)」自分を偽ることをやめたとき
著者等紹介
田嶋陽子[タジマヨウコ]
1941年、岡山県生まれ。津田塾大学大学院博士課程修了。元法政大学教授。元参議院議員。英文学者、女性学研究家。フェミニズム(女性学)の第一人者として、またオピニオンリーダーとして、マスコミでも活躍。近年は歌手・書アート作家としても活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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