中国汚染の真相―「水」と「空気」で崩れる中国

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中国汚染の真相―「水」と「空気」で崩れる中国

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784046008862
  • NDC分類 519.3
  • Cコード C2036

内容説明

大激増する肺がん患者―汚染物質が日本を襲う。北京の川が七色に染まり、香港から“100万ドルの夜景”が消えた―2014年3月、全人代の壇上で、「汚染」に宣戦布告をした、首相・李克強。しかし、そこには抗いがたい「壁」があった…。日本人の想像を遥かに超える、環境破壊の「現実」。

目次

第1章 大気汚染の正体―日本の「中国離れ」を加速させる最後の引き金(新鮮な空気を缶詰にして売ればいい;もはやマスクなしでは暮らすことができない都市;散歩で連れていた犬が見えなくなった ほか)
第2章 水不足の実態―止まらない水質汚染‐中国の水が飲めなくなる日(毎年約500億立方メートルの水が不足している;国家の威信をかけた巨大プロジェクト;室内プールにはなみなみと水が溜まっている ほか)
第3章 環境対策と貧困の壁―環境汚染に宣戦布告‐重過ぎる中国の現実(汚染に宣戦布告;北京の5年行動計画;毎年2000万台のクルマが市場に投入される ほか)

著者等紹介

富坂聰[トミサカサトシ]
1964年、愛知県生まれ。北京大学中文系に留学後、週刊誌記者を経てジャーナリストとなる。1994年、『龍の伝人たち』(小学館)で小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ののまる

8
「環境問題vs貧困問題・経済発展優先」という構図が崩れない限り、無理。まだまだ衣食足らず大多数の人が貧困に喘いでいる国だから。 それにしてもちょっと読みにくい、、、著作が多い方なので、急いで書き散らかした感じがします。2014/09/26

Humbaba

2
中国の水事情は良いとはいえない。しかも、そのあまり恵まれているとはいえない資源は有効活用されていないという問題もある。効率的に活用するためには資金が必要なのだが、その資金は残念ながらあまり有効に活用されず、役人への根回しのために使われてしまう事が多い。2015/05/18

パックマン

1
具体的事例がたくさん乗っていて楽しく読めた。大気汚染と水質汚濁は深刻な問題と改めて思った。2019/07/07

jack

1
なんか、ものすごく可哀想に思うのは、俺だけだろうか。☆4.82015/07/26

RUSTY RAZOR

1
これでも産業革命時代のロンドンとかよりマシではあるんだが・・・。問題はいつまでこの綱渡りが続くのか。2015/07/01

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