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内容説明
あの人と会われるんですか?コロナがレニィに発した一言。“あの人”が誰を指すか、レニィはすぐに理解した。しかし、それだけでなく、攻撃的で、恨みがましくて、それでいてすがるような、何とも言いがたい輝きに揺れているスミレ色の瞳。かすかに潤んだコロナの目に、レニィは怯んでしまい…。少しずつ、少しずつ、距離を縮めていく2人。天然系魔術士コロナと孤独な少年レニィの物語、完結編。ついに登場。
著者等紹介
十文字青[ジュウモンジアオ]
北海道生まれ。2003年『純潔ブルースプリング』で、第7回角川学園小説大賞特別賞を受賞。『薔薇のマリア1.夢追い女王は永遠に眠れ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まろりん
4
コロナと一緒にいるって決めたレニィと、コロナのその後のすったもんだな物語。レニィ達はZOOや昼飯時より、エルデンでの一般庶民という感じで、エルデンならではの危険がバラエティな稼ぎ仕事を地味地味頑張ってたり、借金かかえてピンチになったり、果ては人体実験バイトみたいなのまでやってみたり。トモヨさんや昼飯時の一部の人が出てきたり。お金貸してくれる権藤さんはなんか色んな意味ですげーと思った。レニィもコロナもこの巻の最後のシーンにたどり着くまでに迷って悩んで、ようやくたどり着いたとこがとてもよかった。2014/01/09
YO-HEY@紅蓮ロデオ
3
再読。つぼみは蕾のまま。どの様に花開くのかはこの先の二人次第。2018/08/11
YO-HEY@紅蓮ロデオ
3
コロナとレニィの外伝第2弾。二人とも確実にエルデンで成長しているね。二人とも、よい感じ。メイルー、何故?そして、デロッシ達、元ランチタイム。なんか少しキナ臭い雰囲気も醸しながら、それでも、コロナとレニィには幸せになってほしいものです。2015/03/12
deltazulu
3
なんて可愛いお話しなんだろう。エルデンで生きるという現実は、強くない者たちにとっては、とても厳しいことだけど、それでも傍にいてくれる人がいることは、どれほど強い支えになってくれるのかということがよくわかる。相手を思うが故のすれ違いは、特にコロナの現状を思うときついものがあったけれど、遠回りして、傷ついて、辿り着いた思いと温もりに、きゅんとなりました。2010/12/05
YO-HEY@紅蓮ロデオ
2
コロナとレニィの外伝第2章。エルデンがSUCKな街だけど、でもそこに帰りたいと思うくらいに二人とも街に染まったんだなと。住めば都は間違いないけど、都に住みたいも間違いではなくて。二人にはどんな結末になろうと、周りの人に存分に助けてもらって生きてほしいです。2016/09/25