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内容説明
最強最後の有人機動兵器ガンヘッド・プロトゼロ略奪作戦を、一部の仲間の裏切りから失敗した私設警察官ライナー・真島は、多くの仲間を失いながらもひとり故郷東地区に辿り着いた。しかしそこはかつての喧騒とした懐しい街並ではなく、夥しい瓦礫広がる廃墟と化していたのだ。そしてそこで生活していた全ての人々もデス・ナンバーと呼ばれ拘留されていた。誰の意志で、何の為に、なぜ…?激しく燃え上る憤怒を持ってライナー・真島よ、再び立ち上れ!映画化に先駆け、真の英雄伝説、ガンヘッド誕生篇ここに完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れるむでふ
2
壁が無ければ、壁を作るのくだりが良いですね。
kino
0
AIによる管理社会と人間は面白いテーマ。2013/03/20
やきなす
0
わりと単純なアクション活劇として楽しめる一巻からすると、ドロドロした展開でノワール風味なドス黒さを見せる。つぶされたスラムの復讐でも仲間の復讐でもなく、ただただ己のプライドのために行動する主人公。巻き込まれて死ぬ仲間たち、ふと理解を見せる仲間たち。けれどハタから見ればどこまでも不毛な行為だ。けれどどのみち、主人公ライナー真島には引く道は残っていない。すべてをなげうって、ついに雪原でガンヘッド=ゼロタイプと対峙する真島だが、その決着にもどんよりと黒いものがまとわりついている。あーもう思い出の一冊です(笑)2012/01/11