内容説明
新年の朝賀という大役を引き受けた、女性州牧の紅秀麗は、もう一人の州牧・杜影月に茶州を任せ、王都・貴陽へと向かう。久しぶりに彩雲国国王・紫劉輝と再会した秀麗。相変わらずの甘えん坊…かと思いきや、しっかり王様している劉輝は、昔とは少し違っていて。一方秀麗の知らないところで、な、なんと意外なアノ人との縁談が進行中―!?どうなっちゃうの!?恋も仕事も波瀾万丈、超人気の極彩色ファンタジー第6弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
合縁奇縁
83
新年の朝賀という大役を引き受けた、女性州牧の紅秀麗は、もう一人の州牧・杜影月に茶州を任せ、王都・貴陽へと向かう。久しぶりに彩雲国国王・紫劉輝と再会した秀麗。相変わらずの甘えん坊…かと思いきや、しっかり王様している劉輝は、昔とは少し違っていて。「彩雲国物語」シリーズ第6弾。龍蓮のおかげで朔洵の事をふっきれた秀麗は、年明けの朝賀のため悠舜と共に貴陽へと戻る。この間に茶州では少しずつ、謎の宗教集団・邪仙教が活動を始めていた。一方、朝賀を終えた秀麗は「ある案件」を興すための一手として工部尚書への面会を申し出るが、2017/08/14
まりもん
54
完結による再読。今回は影月の過去が少しずつ明らかに。2人の茶州州牧のアイディアをどう実現させるかというのが今回の目玉。久しぶりに帰ってきた貴陽で秀麗は劉輝と会うよりも工部の説得に必死。お互いに見合い話が増えているが何とか逃げている状態。2011/07/11
みちゃ
52
【茶州・影月編前編&貴陽朝賀編】彩雲国第6弾!彩雲国初の女性州牧(=知事)紅秀麗の今度のお仕事は、王都・貴陽への新年の挨拶。州牧の仕事は同僚の影月に任せ、貴陽で久々に、王としての劉輝と対面する秀麗だったが…!? 一方、茶州の影月にも異変が起こり…!?紅家三兄弟再登場、工部尚書と秀麗との飲み比べたり、面白いです。秀麗お酒、強すぎっ!2008/01/03
kagetrasama-aoi(葵・橘)
50
「彩雲国物語」第六巻。『欠けゆく白銀の砂時計』外伝を挟んで、“杜影月編”とも言うべき話がスタート。影月と陽月の秘密が徐々に明らかに!楽しみ、楽しみ。今巻で秀麗が官吏になった理由が、はっきり語られているけど、それじゃ劉輝が報われないなぁ。二人の側近の藍楸瑛と李絳攸の立ち位置(王を家より優先するわけではない)もはっきりしてしまったし。なんかもう劉輝が可哀想(;o;)。劉輝と秀麗の関係もどうなっていくのかなぁ。ということで、次巻へGO!2022/03/19
あっか
46
シリーズ第6弾。うーん、衰えず面白い!より政治的な面が表立ち、本格的になってきた気がします…このままじゃ劉輝と秀麗は一生交わらない!どうなるんだ!?いや、みんな魅力的で好きなので、誰とくっつくのか楽しみながら少しずつ読み進めます。笑 気にかかるのは、やはり影月。と、静蘭でしょうか。え、まさかの若様もまだ出張ってくるの?笑 物語としては、時間経過的にはそんなに進んでいない気がするのですが各々方の思惑が渦巻いて先が気になって仕方がありません。2018/08/25