内容説明
いまや着実に世界を滅ぼしつつある“滅びの女神”と戦うことを宿命づけられた、大帝国の元皇子・ディディウス。仲間であった魔法使いのダークロアは死に、女神メイヴェーラと女剣士ウィルゴは行方不明…すべてが最悪の状況の中、“滅びの女神”との望みのない戦いに挑むディディウス。戦いの決着は、そして、ディディウスとメイヴェーラの想いの行方は―！？人と神との壮大な物語を描いた『西風の皇子』シリーズ最終巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
合縁奇縁
39
「西風の皇子」シリーズ最終巻。世界は崩壊に向かい、ディディウスらはついに〈滅びの女神〉との最後の戦いに挑む。仲間であった魔法使いのダークロアは死に、女神メイヴェーラと女剣士ウィルゴは行方不明。怒涛の展開からのラストの描写が綺麗だった。あとは短編種だけ。2019/02/20
紅羽
4
完結巻。胸が温かくなる綺麗なラストシーンが印象的です。絶望的な戦いの末に拓けた未来。それぞれの旅立ちに感無量になりました。残るは短編集。ずっと楽しみにしていたので今からドキドキです。2014/07/18
花野
2
もっともっと読みたかった。怒涛の戦いののちのラストの描写はどこまでも美しく、切なく、そして優しさに溢れていて、思わず胸がぐっと締め付けられました。ギャンの最後の言葉がとても印象的。なんといってもディディとメイのくすぐったくなるような会話に号泣でした。2012/05/11
ひーたろー
1
ダークロア、復活嬉しいけど、あっさり帰ってきた感じがちょっと微妙…。ウィルゴは最後までニブかった…。ミューシカは、滅びの女神の予言を上書きすることで打ち消すなんて、最後にいい仕事したと思う！ しかし、エピローグ部分は素敵だったけど、クライマックスは、詰め込みすぎててわかりにくかったかな…。2013/02/17
永山祐介
1
ラストシーンのイメージが綺麗だったので、それで充分という気分2005/08/08
