内容説明
『ルムラ』。それは黒アゲハと呼ばれる神出鬼没の怪盗。女性たちの憧れの君で、王都巡検使を務める青年貴族ジューロは、ある夜、その『ルムラ』を捕らえようとし、とり逃してしまう。怒り心頭で帰宅した彼を出迎える、ひとりの少女―ジューロの屋敷に仕える侍女のミオン。ドジでぼんやりしたところのあるミオンだが、実は彼女こそが、『ルムラ』の正体だった。妖精を相棒とし、主人を欺いて、夜に舞うミオンの目的とは…。
著者等紹介
樹川さとみ[キカワサトミ]
1967年1月24日、鹿児島県生まれ
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