内容説明
小シマロン王サラレギーの手ひどい裏切り(?)を受け、コンラッド、ヨザックと共に、聖砂国の宮殿から逃げ出すことになったおれ、マ王・渋谷有利。なんとか辿り着いた逃亡先で、おれは「ベネラ」と名乗る老婦人―ヘイゼル・グレイブスと出会い、矛盾と欺瞞に満ちた聖砂国の過酷な実態と、それに屈せず戦おうとする彼女たち反抗勢力の存在を知るが…。奇跡のハイテンション・ファンタジー、待ってましたの本編第12弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
咲穗
6
聖砂国の宮殿から逃げ出した有利たち。 それを救ったのは〝ベネラ〟…? コンラッドが何気に有利を〝主〟って呼んでるんだよな〜 そしてなによりもヨザック〜!グリ江ちゃん… ラストの有利の目も気になる 早くなんだかんだの安定剤、ヴォルフに合流してほしいけどでも箱があるから… 気になるところで終わってしまった…2020/08/31
紅羽
6
ヨザックの安否が気になります。大丈夫だと信じたいです。徐々にですがユーリとの距離も縮まっているなと実感した途端にこの展開。それにまだコンラッドの真意もはっきりしていないし、問題は山積みですね。2014/07/27
usamomo
5
あ~ヨザック!で終わっちゃった。 素敵なオバサマでしたね。 なんだかなんだとアーダルベルトも仲間になりそうだし、でも長い。2016/09/08
HelloKitty@大学生になりました
5
ユーリとヨザックの距離が縮まってきていますね。うれしいです。コンラッドがいなくても、ユーリは何とかやっていけてるのがうれしいような悲しいような・・・最後ヨザックを失ったときのユーリはもう切なすぎます。どんどん孤独になるユーリ。ああもうサラうざいよー。2012/10/25
U
4
再読。ヨザぁああ————っっっ! いよいよ鬱展開。後々を知っていても辛い。ユーリの盲目も、その心情も、苦しくて堪らない。そしてこの辺からどんどん文章が深くなって、洗練されていく。ちょう好みです。ラスト一ページががつんとくる。2011/07/26