出版社内容情報
ついに新章に突入! 絶好調シリーズ第9弾!先の戦いの後遺症で見鬼の才を失ってしまった昌浩は、紅蓮の言動に悩み傷つく日々を送っていた。そんな中出雲で、人々が妖に憑かれていくという事件が起こり…。果たして昌浩と紅蓮の絆は、元に戻るのか!?
結城 光流[ユウキ ミツル]
著・文・その他
あさぎ 桜[アサギ サクラ]
イラスト
内容説明
命の代わりに、命の次に必要なものを、あの子は失った…時は平安。相棒の物の怪が帰ってきてから、半月。晴明の末孫・昌浩は、いまだ出雲で傷の療養中だった。先の戦いの後遺症で霊力をそがれたうえ、陰陽師に必要不可欠な『眼』までが失われてしまった昌浩は、物の怪の言動に悩み傷つく日々を送っていた。その頃、郷では心が壊れたり行方不明になる人々が続出していて…。少年陰陽師、待望の新章に突入。
著者等紹介
結城光流[ユウキミツル]
8月21日生まれ
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りん
12
不意に読みたくなって再読。持ってる中では一番好きな巻。大切な人が自分を忘れてしまう。切ないよね。しかし懐かしい。なんと、シリーズも40巻越えたらしい。確か清明の爺ちゃんが行方不明とかって辺りまで持ってたはずなんだけど。むーん。続き読みたいなぁ。でも大人買いするにしたって厳しい巻数だぁ(*_*;2017/02/20
綾乃
11
黄泉の軍勢との戦いも終わり、辛い決断をし紅蓮を取り戻した昌浩だったが、大切なものを失い紅蓮の言動に傷つく日々を送る昌浩の元に長兄成親が出雲に到着。 張り詰めていた昌浩の心も少しだけ緩み、本来の任務である郷へ向かうと、天狐により封印がとかれた人の心を壊す妖が暴れていた。 成親や神将の力をかり任務を遂行した昌浩。 一方の紅蓮は妖の力で記憶が戻り、再び名前を呼ぶ権利を貰えた昌浩の嬉しさは測りきれないだろうが、生まれた時から見守り続けた大切な存在を傷つけ存在を忘れた紅蓮の後悔が辛い、天狐編スタート巻。2020/04/16
梅みかん
9
成親兄上本格登場。理想のお兄ちゃん。泣き崩れる昌浩を抱きしめ、いざというときは紅蓮にビシッと一言。かっこいいです。 昌浩はまだ14歳なのに、背負ってるものが多すぎる。最後にもう一度紅蓮という名を呼ぶ権利をもらって、どれだけ嬉しかっただろう。2019/05/06
うみ
9
前巻から気が気でなかったので、感極まりました!感極まりすぎてこれしか出てきません!「もっくん…おかえり!!!」2017/10/05
まりもん
9
昌浩が現世に戻った代償は高くて見鬼の才能がなくなってました。陰陽師としての仕事が・・・・。もう身体が回復していっても心がボロボロです。今までの記憶のないもっくんは冷たい視線注ぎまくりで昌浩の心が悲鳴をあげてます!だから成親兄さんの存在は今回必須。昌浩を慰め支えてくれる好感度アップです。そして見えないながらも陰陽師として妖と退治していく昌浩は大変だ。2012/04/11