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内容説明
「北関東隔離戦区」―それは、異形の怪物“憑魔”に寄生されたがゆえ、完全隔離下で戦うことを宿命づけられた少年少女たちの戦場。その地獄の中で生駒を失い、失意の底にいた英次やイチル、宮沢たち「イコマ小隊」に新たな隊長が着任した。国民的英雄にしてイチルのかつての恋人・朝霧和磨だ。だがそれは、人類と憑魔という二つの“種”にとって、最悪の出会いの始まりだった―!鬼才の放つ切なき戦場の物語、劇的に完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいちゃっぷ
4
「世界が絶望的な状況にあること」と「世界に絶望すること」の違い2008/07/29
ゴジラ 芹沢
1
キャラに凄い魅力を感じた。最初ウザイキャラだけかと思っていた朝霧が実は凄いいいやつだったり、一生会えないかもしれない家族を絶対裏切らないという信念を持つ羽生だったり、汚れ仕事を率先してやる筒井(ハーグ条約の説明は間違っている)だったり、正直誰が主人公なのか分からなくなるほど、みんな生き生きしていた。2014/12/31
AR
1
これもセカイ系に入るのだろうか。世界が滅びつつある話だが設定や人数は少なく、だからこそより閉鎖的な状況だと感じられる。そんな中で、登場人物たちはどうするのか。という物語でよかった。なんだかんだで、この巻数が妥当なんだろう。世界が簡単に救われても、それはそれで小説的には困るものだ。2012/01/22
あずま
1
おわったあー!終わってしまったあ・・・。なんかもう展開が凄まじくて圧倒された。主人公つえーわ。ヒロインもどーなるかと思ったけどたくましくなったなあ。ラストがほんとよかった。2011/12/05
AD794
1
世間的には地味だけど、自分の中で大切にしたい本になりました。あとがきまで含めて、ひとつの世界を書ききった作者の姿勢と、絶望的な状況に絶望することなく生きている登場キャラクターたちのまっすぐさは、きっと読んだ人の心に残るだろうと思います。2009/10/27
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