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内容説明
「あ、あの…頑張って、下さいね」それは土岐英次や楢崎イチルらが配属された陸上自衛隊部隊・通称「イコマ小隊」のありふれた一日。顔を真っ赤にした宮沢香奈の消え入るような言葉を背に、二人が未知の敵と遭遇することになる調査活動に出るまでは…。“憑魔”と呼ばれる異形の生物群に寄生されたがゆえに、完全隔離下の戦場に送り込まれた少年少女たち。人はこの地獄を「北関東隔離戦区」と呼ぶ!鬼才の新シリーズ、作戦開始。
著者等紹介
高瀬彼方[タカセカナタ]
1973年7月8日生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいちゃっぷ
3
救いようのない設定で読ませるが、宮沢香奈をなんとかしてくれ2008/07/26
fenethtool
2
この世界設定だけでも十分に一級品だと思う。どこにも希望を見いだせない状況っていうのを、溢れる想像力で描き出してる印象を受けた。2010/01/29
水の人
2
絶望的な状況下においても、人は笑顔を浮かべることができる。ガンパレードマーチの閉塞感はここにはなく、代わりにまばゆいばかりの青空が開けている。これが希望というものか。2009/09/07
ゴジラ 芹沢
1
素晴らしい、これだよ、これ。私がライトノベルに求めている成分は。ガンパレと世界設定は似ているが、こちらはMINIMI(89式小銃の弾倉を使用)や89式小銃といった実際にある武器を用いて戦う、しかも空爆禁止縛りで小銃での戦闘メイン。燃えるに決まっている。主人公達が強いられている環境も非常に緊張感溢れている。明らかに俺たちの戦いはこれからだエンドになりそうだけど、甘んじて受ける。2014/10/18
yamaaacho
1
蔵書整理中に発掘したので再読。異世界から敵対的なモンスターが湧いて出る隔離戦区になってしまった関東地方、そこで戦う事になってしまった若者達(一部オッサン)の物語。まだ素人くさくガキくさい主人公英二が仲間に助けられたりいじられたり好いたり好かれたり死なれたりしながら、絶望的な戦場の中で成長し生き抜いていく様を描く。と、この巻ではまだ死人おらんか。 2011/11/16