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角川文庫 角川スニーカー文庫
追憶の欠片―されど罪人は竜と踊る〈6〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 316p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044289065
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ここまでどーしようもなくせこい仕事が続くと、誰かの嫌がらせじゃないかと疑いたくなるね。さらに、せこい仕事の割にはロクでもなくて、めんどくさいことばかり起こりやがる。俺達はエリダナでも有数の咒式士だったはずじゃないのか?もはや、俺達には幸せの影すら訪れることはないのか?“竜”を相手に剣を振り回してる方が、よっぽど気楽だぜ―。ダメ咒式士二人組ガユスとギギナの日常をつづる追憶の事件簿、第6弾登場。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひのえ

2
短編独特の展開の早さ、後味の悪さ。弱者の叫びと強者の傲慢、駄目な本物と完璧な偽物、己の正義と大衆の正義。いくつかの物語が問いかけるのは、答えのない問いばかりで、答えがないまま話が終わる。後にあるのは虚しさばかり。ギャグ回がなかったから暗く感じた。2014/04/05

オカタイ

2
どうみてもイーギーのほうが主人公らしいキャラ。2010/11/15

らゆ

2
ジヴに植えつけられた恐怖の根深さと、ジャベイラの人格崩壊に思わず笑ってしまいました。ジヴ最強説ですね!個人的にはイーギーの活躍が嬉しかったです。鈍感だけどかっこいいなぁ。今後の成長に期待。しかしさすがというか何というか、最後の話以外は救いのない重苦しい物語でしたね……。人の卑劣さ矮小さと共に、疑い騙すことや、心や神といった抽象概念の定義などを突きつけてきます。このシリーズは、読んでいると胸に容赦なく言葉がつきささってきて、気を抜けばボロボロにされるなぁ、と改めて感じた短編集でした。2010/11/24

永山祐介

2
結局のところガユスって、正義なんてこれっぽっちも信じていないくせに、目に見える範囲の不幸は許容できなくて、でもそれを貫けるほどに強くも無いんですね。2005/01/20

kei

1
このシリーズ読むの久々だけど、欝展開よりも軽口とブラックユーモアにニヤニヤするようになるとは俺もつまらない大人になってしまったなぁ やっぱり威力は長編の方が高い と言うか、改めて読むとロマンチズムの方を多めに感じる あとがきの投げやりっぷりは川上稔とは別ベクトルで突き抜けてると思うよ2013/10/02

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