角川文庫 角川スニーカー文庫<br> 鬼哭街―紫電掌

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角川文庫 角川スニーカー文庫
鬼哭街―紫電掌

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  • サイズ 文庫判/ページ数 206p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044278090
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

間違った未来、誰かが選択を誤った世界。犯罪結社・青雲幇が牛耳る上海に、ひとりの男が現れた。彼の名は孔濤羅。幇会の裏切りによって死線をさまよった彼が戻った街では裏切り者たちが権力を掌握し、さらに最愛の妹までもが辱められ殺されていた。怒りに身も心も焼き尽くされた濤羅の手には復讐の剣。仇は五人。凶悪無比のサイボーグ武芸者たちを狙い、孤高の剣鬼は夜闇を駆け抜ける!虚淵玄が放つサイバーパンク武侠片、登場。

著者等紹介

虚淵玄[ウロブチゲン]
1972年東京生まれ。株式会社ニトロプラスに所属する企画・脚本担当。18禁PCソフト『Phantom of Inferno』『吸血殲鬼ヴェドゴニア』『鬼哭街』『紗耶の唄』を製作
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤原

12
無茶苦茶面白い!原作のゲームは知らんけど問題なく楽しめた。舞台は上海で主人公はマフィアに殺された妹の復讐に燃える凄腕の武闘家。ハードボイルドでサイバーパンクなカンフーアクションってたまんねえ。好き。魂魄転写とか独自の味もあって素敵。硬い語り口と重い展開だけどとても読みやすい。作者的に安易なハッピーエンドが用意されていないことだけは分かるけど、続きがどうなるか楽しみで仕方ない。2019/08/16

白義

8
魔都・上海を舞台に炸裂する電磁発勁VSサイボーグ武術。エキゾチックなダサさを一線で回避したカッコよさ、くどさすれすれなのにシャープで重厚な文体、そして深く昏い情と義の闇。まさに圧倒的にして正統的な「サイバーパンク武侠アクション」。ただ、戦い、小休止を挟み、また戦う、そんな単純な構成なのになぜこんなに濃いのか。反則的なサイボーグ武道家たちを、練り上げた内側に宿る気と技のみで制する「紫電掌」タオロー兄貴がカッコよすぎ。ケレン味たっぷりなのに硬派な世界観が癖になる2013/08/09

彼方

5
虚淵さんが手掛けるR18ゲーム原作のノベライズ。舞台は上海、義体化や電子ドラッグが蔓延る世界。組織に凌辱されただけなく、魂すら犯され続ける妹の為に孔濤羅は復讐の鬼となる…サイバーパンク武俠片、前編。何かもう設定からして辛すぎる…魂を分断されてまで人としての尊厳を貶められるというのは…濤羅の悔恨や純粋な瑞麗が描かれる度に胸が苦しくなりますね…。登場人物が皆、中国系なので若干混乱しつつも読ませる筆力はさすがで、紫電掌とかアクションシーンも良いロマン。ハッピーエンドにはならないんだろうと思うと気が重いなぁ…。2018/12/28

ぬきゃま

3
カバー袖にある著者紹介の文は誰が書いてるんだろう。角川スニーカーってこんな描写もしてよかったんだな。ラノベレーベルでこのような作品を多く出版してほしい。2012/09/14

刻猫

3
心踊る響きばかり。世界観も、必殺技も、二つ名も、一々全てが格好いい。重厚すぎて、クドくも感じる。だが、それがいい。2012/06/21

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