角川文庫 角川スニーカー文庫<br> 殺人鬼の放課後―ミステリ・アンソロジー〈2〉

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殺人鬼の放課後―ミステリ・アンソロジー〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 197p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044269029
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

内容説明

殺人鬼こそ本格ミステリの主役!?湿原に建つ全寮制の学校。悪意のゲーム『笑いカワセミ』に挑むのは、美貌の少年ヨハン!(水晶の夜、翡翠の朝)。恵美が僕に語る、誘拐された少女3人の運命(攫われて)。新しい受講生は、死んだあの娘とあまりにも似ていた(還って来た少女)。コンクリートで固められた7つの立方体を支配する、恐るべき死の法則(SEVEN ROOMS)。恐怖とサスペンスに満ちた、書き下ろしアンソロジー第2弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

itica

56
ミステリ作家4人の競演。女性陣はソフトで良かったが、男性陣はえぐい描写と文字通り「殺人者」以外の何物でもない気味の悪さがあった。理由も分からず殺される恐怖たるや・・・ 2022/02/04

りゅう☆

55
恩田陸さんは『麦の海に~』のその後の物語っていうのを知らなかったので、ヨハンや校長、学園メンバーに会えて嬉しかった。ヨハンって冷静沈着なイメージだったけど、こんなに冷酷だったっけ?小林泰三さんは初。痛々しいグロさもあったけど、結構早くから二人の関係が読めたかな。新津きよみさんも多分初。騙された感が大いにあるし、最後はゾッとなるんだろうけど、私の中で「ふーん…」で終わるという、ちょっと物足りなさあり。二人とも読みやすかったけどね。乙一さんは再読。残酷なんだけど、何度読んでも姉弟愛に涙しそうになった。2015/09/18

けいちゃっぷ

14
小林泰三の名前があったので購入したが、15年前の本だとは読むまで気がつかなかった。 タイトルに沿ったテーマアンソロジーかと思ったが。 10年くらいご無沙汰している恩田さんのはシリーズものかスピンオフだろうが、元のを読んでないのでピンと来ないね。 小林さんは、まあ何と申しましょうか。嫌いではないが。 新津さんのは双子の扱いが都合良すぎじゃないですかい。 乙さんは再読。忘れていたけど少し読んだらけったくそ悪いのを思い出した。ただ余りにも人工的すぎる。そういう設定なんだろうけど。 197ページ 2017/05/15

カロリーナ

10
☆2 ミステリ・アンソロジー第2弾。殺人鬼をテーマに、恐怖とサスペンスに満ちた4編収録の作品集。第1弾は未読、恩田陸『麦の〜』(お気に入り)のヨハンのその後の物語が目当て。これは『麦の〜』ありきで、未読の方は楽しめないかな。ダントツは乙一「SEVEN ROOMS」。グロい怖いで完全に好みとはかけ離れていましたが、最後は涙を堪えながらの読了でした。小林泰三「攫われて」はただただグロいだけで後味最悪(しかも読解出来ず。話を聞かせていたのは、犯人ですか?)。新津きよみ「還ってきた少女」はオチがあれでい2014/07/22

よしりん

9
普段読まない小林さんの以外は他のアンソロジーで読んだことのあった。2018/04/13

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