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内容説明
“アルハザン”の罠により、地下空洞に監禁されたヒデオ。共に囚われの身となったかつての対戦者たちも、パートナーを人質にされ、脱出の可能性ゼロの絶望的な状況だった。さらに、アーチェスの恐るべき目的が明らかになる。彼は“暗黒神”を召還し、魔族の世界を地上に創ろうとしていたのだ!迫り来る地球規模の危機―しかしその時、ヒデオの眼に鋭い光が蘇る!地上に還るため、そして世界を守るため、漢は最後の勝負に挑む。
著者等紹介
林トモアキ[ハヤシトモアキ]
新潟県出身、昭和54年9月17日生まれ。新潟工科専門学校自動車工学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
25
なんとなく再読。いやはや、これは文句無しに傑作ですわ。一度読んでいるので展開が分かっているはずなのに、最初から最後までドキドキワクワク感が止まらんとか本当にすごい。ヒデオ覚醒のシーンや彼のハッタリが状況を一気に動かす姿は最高に熱くてたまりません。マスラオシリーズは林ヒデアキ作品の中でも一番面白い作品やね。2017/01/04
まりも
25
最終巻の盛り上げ具合最高です。ただのひきこもりだったヒデオが聖魔杯を通して成長していく姿、そしてウィル子との絆によって勝利の道筋を作り出していく展開といい素晴らしい。こんなに熱くて泣ける物語はなかなかありません。力も特別な血筋も持っていない目つきが悪いだけのヘタレが決断とハッタリのみで世界を救う熱血ストーリーでした。熱量と勢いでこれだけの内容を書けるとかやっぱり林トモアキすごいわ。2014/08/24
あなほりふくろう
12
"闇"とヒデオの対話を、これまでのヒデオの軌跡を思い出しながら読んだ。言葉のひとつひとつをじっくり噛み締めながら。エンターテインメントとして大満足な以上に、背中を押されたような励ましてもらったような、今はそんな前向きな気持ち。いい物語に出会いました。2012/06/15
じお
11
★★★☆☆ 心を折られ地下収容施設にて暗澹たる日々を過ごすヒデオ、その中で進むアルハザンの黒い計画を彼は止める事ができるのか、英雄誕生の異能バトルコメディシリーズ完結巻。面白かったです、正直前作とかは読んでないので決勝戦のバチバチについてけなかったですが、メインのヒデオ覚醒の件は文句なしに熱い。心身、加え社会的にも弱者の青年が成長し絆を紡ぎ最後の大一番に挑む、ベタといえばベタすぎる流れですが→2021/09/06
なめねこ
11
世界で一番好きな小説だぁああああああああああああ!!!!!!!!!!2012/12/26