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出版社内容情報
林 トモアキ[ハヤシ トモアキ]
著・文・その他
ともぞ[トモゾ]
イラスト
内容説明
ミスマルカ王国の王子マヒロは、勉強も剣の訓練もせず、夜遊びばかりのぐーたら王子。いつも近衛騎士のパリエルに叱られてばかりいた。そのミスマルカに大陸制覇を狙う魔人帝国グランマーセナルの精鋭軍団が迫る。軍団を率いるのは帝国随一の戦姫ルナス。家臣たちが徹底抗戦を叫ぶなか、国を託されたマヒロは「話し合いで解決しない?」と腑抜けたことを言い始め…絶体絶命ミスマルカの運命は!?王道“系”ファンタジー堂々の開幕。
著者等紹介
林トモアキ[ハヤシトモアキ]
新潟県出身、昭和54年9月17日生まれ。新潟工科専門学校自動車工学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
29
これはなかなか面白いんじゃないでしょうか。暴力ではなく口先だけで敵と渡り合うのはいいね。敵を騙すにはまず味方からというのを徹底してるなぁ。普段はただのうつけ皇子だけどやるときはちゃんとやるからコメディとシリアスのメリハリがしっかりしてますね。読みやすいし王道ファンタジーとしての良さも出てるので次巻以降も楽しみ。2014/03/17
柏葉
16
愚鈍に見せて策略家、無能に見せて天才という造形は、ファンタジー系ライトノベルではたまに見かける。そんなヒーロー達は、高い能力を持つのにわざわざ隠すところが鼻につき、好きになれなかった。本作の主人公も同様のタイプ。普段の言動はアホ。近衛兵にどつかれたり、メイドにハリセンでぶっ叩かれたりする。国の有事には知恵と一世一代の演技で人を欺く。だが、彼は今まで見てきたヒーロー達とは違う。アホはアホでも愛すべきアホで、無気力系ではない。ライトなノリが楽しい。真面目シーンもとことん突き抜けていて、余人の想像を超える。2011/11/20
のれん
12
この作者作読んだ中で一番良かった。 ふざけているのか真面目なのか分からないところを見事に作風としてまとめたのが凄い。 主人公は昼行灯な知謀の賢王なのか、それともただのアホなのか。キャラが指摘するように、その判断が微妙につかないギャグっぽさがある。 地形戦略や策には納得できるのに、単位が地球基準だったりバイクや拳銃が滅びた先代文明遺産というノリでサラッと使われている。 世界観自体が主人公と同じ真面目さとハジけている部分が両立されていて、なんともおかしな後読感に包まれる。 でも面白いと思えたのは事実。感服。2020/11/23
晦夢
12
王道系ファンタジーね、なるほど。頭脳と言葉を駆使して戦う主人公。普段はぐーたらしてバカでヘタレという仮面を被りつつ、しっかり決めるところは決めてくれる。暴力や人が傷つくのを嫌い、決める場面ではハッタリと演技と言葉を駆使して容赦無く戦う姿はよかった。2013/11/26
Hail2U
8
自称スニーカー文庫の問題児、あとがきという名の無法地帯で己の意思を解放しまくるという噂の作者に惹かれてお試しで一巻だけ購入。内容はファンタジー戦記じゃない戦記。主人公は直接バトルを一切せず、知恵とハッタリで策謀を巡らせるトラップ系戦記ですね。作者の芳醇な個性が設定からにおってくるいい作品でした。キャラのアレさ加減といい、戦記なのに戦わない設定といい、最後までその無茶な設定とキャラをきちんと自分の世界の枠内に収める手腕といい、さすがベテラン。8/10点 こういう戦記もあるのかと感動する以前に感心してしまった2015/06/06