角川文庫 角川スニーカー文庫 ばいおれんすまじかる！―九重第二の魔法少女

林 トモアキ【著】

角川書店（2001/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 279p／高さ 15cm
• 商品コード 9784044266011
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

「なんだこのヒラヒラした格好はっ！なんだこの情けないポーズはっっ！」九重第二高校の緋奈は、魔法スティックで魔族をボコボコ殴りながら叫んだ―。地上を征服しようと突如現れた魔族。ひとりの天使が魔族から地球を救う運命の少女を選んだのだ。が…少女は暴力団の跡取り娘でしかも兇悪無比の美少女だったのだ。「魔法少女が正義の味方なんて誰が決めた！？」第五回角川学園小説大賞優秀賞受賞作。

著者等紹介

林トモアキ［ハヤシトモアキ］
新潟県出身、昭和５４年９月１７日生まれ。新潟工科専門学校自動車工学科卒。その道に入るも根性が足りずに挫折。時価数百万円にもなった二級整備士免許を捨てて、引きこもりを装いながら憧れの文筆業を目指し、第五回角川学園小説大賞優秀賞を受賞
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[niz001]

やっと全巻手に入れたので読む。林トモアキサーガのエピソード0。後の片鱗は見えるけどまだ文章が初々しいｗ。マリアクレセルはもう出てるのか。

2015/11/02

[ヴィオラ]

また少し魔法少女を。 悪の勢力に対抗するために、正義の側から派遣されたマスコットの要請で、とある少女が「魔法少女」に変身することに。…と、お話は基本オーソドックスな流れ。正義の側の人間を救う意識がそもそも薄いとか、悪の側も色んな思惑があるとか、所々変化を加えてあるんだけど、この作品の１番の変化球は主人公の魔法少女が「広域暴力団の跡取り娘」ってところですかね？正義のためというよりは、義理人情のために戦ってる感じで、そこは読んでて気持ちが良かったです。

2019/01/13

[死屍発苦]

あ、エルシオンとエルシアさんのお兄さんエルシフさんだ とか思ってたら死んだ！？ まあなかなかの漢だった

2015/03/14

[柏葉]

林トモアキのデビュー作。あかほりさとるやスレイヤーズ全盛期のような雰囲気。当時は暴力的な魔法少女が珍しかったのだろうか。

2012/02/11

[くろう]

やっと入手した林トモアキてんてーのデビュー作！！地上を征服しようと突如現れた魔族。ひとりの天使が魔族から地球を救う運命の少女を選んだ。が、少女はヤクザの跡取り娘でしかも兇悪無比の美少女・緋奈であった。正義の味方にあるまじきボコボコっぷり。魔族を人質に魔族を脅したりとか。改めてぶっ飛んだ女のコが主人公のラノベが好きだな、と実感。マリアクレセル様がちゃっかり出ていたり。デビュー作ということで荒い部分もあった気がしたけど、このテンションは初めから林てんてーの持ち味だったんだね。超すきっ！続きも早く読まなくちゃ！

2016/02/06