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出版社内容情報
突如、「霊感探偵になりたい」と言い出した姉に、慌てる真人。相棒の美少女幽霊・美海と失踪した姉の依頼人を捜すうち、なぜか埋められた他殺死体を発見してしまい――!? 笑って泣けるファンタジック・ミステリ登場
内容説明
「自分の霊感を生かした仕事を始めるわ。霊感探偵ってかんじ？」と言いだした姉の咲子に、真人や幼なじみの幽霊・美海は大慌て。不安は的中し、怪しげな占いを始めた咲子の、最初にして唯一の依頼人が失踪してしまう。和服刑事・金山に協力して依頼人の行方を捜す真人と美海だが、咲子の占いは、彼らを埋められた死体へと導く。そのうえ死体とともにいるはずの幽霊も消えていて―！？笑って泣けるファンタジック・ミステリ登場。
著者等紹介
矢崎存美［ヤザキアリミ］
１２月１２日埼玉県生まれ。８５年、星新一ショートショートコンテスト優秀賞受賞。８９年デビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ＠2019.11.2～一時休止
72
占い好きな姉と幽霊の見える弟が事件を捜査する。警察のキャラもイイ感じで面白かった。2014/11/13
ほたる
9
破天荒な占い師の姉に和服姿の刑事、そして幽霊に取り憑かれている主人公。幽霊として現れた被害者の娘を探す依頼に乗り出していく。しかしいつしか依頼幽霊がいなくなるというタイトル回収。辿り着いた真相は心温まるもので救われるような気持ちになった。2023/01/21
メルル
8
霊感がある主人公と霊感キャラの姉（笑） この作品を読むと作者の矢崎氏の不思議な話に対する拘りが伝わります。幽霊が行方不明っていう状況が面白い。幽霊を頼りに事件を解決に導く。幽霊どうしの関係が複雑に入り組んでいるのも面白かった。2014/06/10
nyanco
5
矢崎 存美さん、ぶたぶたの未読を探しに図書館の書架を探していて発見。このシリーズ知りませんでした。白亜 右月さんのイラストも可愛いので借り出し。自分には霊感があるといって、「霊感探偵」を開業しようとする姉。そして、みんなには話していないけれど、幽霊が見える弟・真人。そして、ずっと以前から真人の側にいる幽霊・美海。キャラクターがとても楽しかった。姉の占いがきっかけで殺人事件に巻き込まれてしまう真人。事件を解決するために取った方法は、幽霊に話を聞くこと。様々な幽霊が登場し、そのエピソードも面白かった。続→2014/02/12
林檎依存症
5
自分に霊感があると豪語し、怪しげな占いをする姉・咲子に振り回される弟・真人。だが実は本当に霊感があるのは真人で、彼には守護霊の美海がいつでも傍にいた。そんなある日、姉が占いをした相手が失踪したことから、彼らはその行方を捜しはじめ――。幽霊ものはやっぱり切ない。美海が好き…なんだけど、真人との関係が今の時点ですでに危うい。あとは、咲子が強烈(&不謹慎)で、他のキャラの影が薄く感じるし、真人が不憫に思えた。まぁ、それを狙ってるんだろうけど…＞＜事件は、解決していく道筋は良かった。2012/08/04
