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内容説明
とある世界のとある大陸。竜が引く小屋“竜車”で旅をする兄妹がいた。名はミソギとマレア。兄のミソギが大好きなマレアは、怪異を祓うことができる13歳の“魔法薬師”。あるとき立ち寄った村で、夜になると村全体が死者で溢れかえるという怪事件の調査を依頼されるが、そこには予想だにしない真相が―!?マレアの魔法薬でミソギの呪われた血が解き放たれるとき、驚きの真実が明らかに!新感覚ミステリアス・ロード・ファンタジー登場。
著者等紹介
ヤマグチノボル[ヤマグチノボル]
1972年2月茨城県生まれ。『カナリア この想いを歌に乗せて』(角川スニーカー文庫)でデビュー。『サンタ・クラリス・クライシス』(富士見ファンタジア文庫)、『遠く6マイルの彼女』(富士見ミステリー文庫)、『ゼロの使い魔』シリーズ(MF文庫J)など、レーベルの枠を越えて活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミヤザワ
1
旅をテーマに、ヤマグチノボルらしさが随所にあふれている。あとがきがすごく好き。「でも、旅は部屋から一歩も出なくても、行うことは可能です。物語の中を歩いていく。自分の中にある、知らない土地を歩いて行く……、これも、立派な〝旅〟だと思います。読者の方たちも、そんな旅に連れて行きたくって、この話を書きました」。兄妹の笑えるやりとりと、静かな悲しみの押し寄せる物語。ふたりの旅の行く末を想像しながら本を閉じました。2017/09/21
菊地
0
追悼その4。もうちょっと毒っ気が強くても良かった気もする。2013/04/20
Chisa
0
一見コメディに見えて実はシリアスな短編連作で面白いですが、 そこまで話にはいりこめなかった。もっとマレアのMっぷりが見たい。
レッツ拝読
0
人狼の兄と薬売りの妹マレアの旅。キノやダンタリアン風のシリアスファンタジーで面白い。ブラコンでドMのマレアが可愛い。気になる伏線がたくさんある。続きが読みたいなあ。2012/02/07
alice
0
予想していたよりも良かったです。^^ 第三話の千日カゲロウがお勧め。切なくも悲しいお話・・・。 でもシスコンでドSな兄とブラコンでドMな二人旅ってだけでも読んで損はないかも?(;´Д`)ハァハァ2010/01/23