角川文庫 角川スニーカー文庫 月巫女のアフタースクール

咲田 哲宏【著】

角川書店（2004/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 313p／高さ 15cm
• 商品コード 9784044245030
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

月にあって世界を統べる“月巫姫”の護衛士サテライツは、超兵器を自在に操るエリート集団。凛はそれをめざし学校に通う女子高生だ。学園祭の日、凛は死んだはずの親友・紬に似た少女と出会う。とろこが彼女は凛の目の前でテロ組織“ＯＥＬＦ”に拐われてしまった。なんと、お忍びで地球に下りた“月巫姫”本人だったというのだ！護れなかった親友の代わりに、必ず彼女を救うと誓う凛だが！？少女たちの失われた約束が貫く浪漫的ＳＦ。

著者等紹介

咲田哲宏［サキタテツヒロ］
『竜が飛ばない日曜日』で第４回角川学園小説大賞優秀賞を受賞しデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[シロツメ]

SFな設定やテロリストが出てくる展開など表紙のかわいいイラストから受ける印象とは裏腹に結構重めの作風だなぁと。主人公の（凜）夢に向かって真っすぐ進んでいく性格と、実際の描写がしっかりとかみ合っていたのが好印象でした。 月巫姫や彼女を護るカグヤサテライツ、それらの制度ができる経緯などの設定が作り込まれているのもあってすんなり物語世界に入っていくことができました。 凜以外だとサブキャラ（？）の美雨が良いキャラで、好きです。

2017/05/13

[筒教信者]

SF色の強いラノベ。最初のうちは造語にカタカナのルビが所せましと並んでいて、確かに読みにくいと思ったけれど、中盤からはあまり気にならなくなっていた。それよりも、主人公どころか登場人物の殆どにイマイチ感情移入できなかったのが辛い。唯一気に入ったのが敵キャラだったのがまた辛い。ストーリーは面白いと思ったんだけどなぁ。

2016/12/09

[ナンナル]

取っ付き難い小説でした。ＳＦをラノベ風味にしたけれど、ＳＦ要素が強すぎた。キャラや固有名詞の名前の難解さもあって浸れない。バトルシーンも何がなんやらわからない。面白い動機ではあったのだが、生かせるほどキャラ設定がなされていなかったような。非情に読みづらかったです。

2010/10/19

[砂の箱]

「SF風味のライトノベル」というより「ライトノベル風味のハードSF」といった感じ。SFを読んだ経験がないと読み進めるのは辛いが、シリアスな世界観とその中で足掻く主人公を楽しめます。最近のラノベには少ないであろう政治劇を味わいたければおすすめの一冊かと思います。

2016/01/23

[こま犬]

最近はこーゆーのがないね。

2014/06/16