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内容説明
「お嬢さま、もう無理です!追いつかれます」「大丈夫よ。みなさんがついているじゃないの」ウインスロウ家の娘、キャサリンは、ここに至って、ようやく用心棒たちに声をかけた。ことの始まりは一通の手紙。隣国の幼なじみに危機が迫っていると聞いたキャサリンは、侍女ひとりと、風変わりな四人の用心棒を連れて旅立ったのだが…破天荒なお嬢さまと、動物の姿に変身できる不思議な人々が織りなす、ファンタスティック・ストーリー登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エンブレムT
57
漢気あふれる女性陣。キャラ立ちまくりの美形達。特別な能力をもった者達が、ワイワイガヤガヤしながら悪人を懲らしめる展開。・・・あぁ、茅田作品だぁ~♪(笑)・・・動物に変身する能力のある『アナザーレイス』という人種が普通に存在する異世界の物語。ファンタジー物としての世界観がしっかりあるのですが、読んでる時の印象は西部劇風冒険活劇です。そして読後感は勧善懲悪の時代劇のようでした。楽しんで読みましたが、なんというか・・・・チカラ技でスカッと胸のつかえを払われたような感じですw2012/05/22
hirune
17
まだ14歳なのにキャサリンが賢くて勇敢なお嬢さんだ。用心棒の4人もそれぞれ個性的で面白いけど、ごちゃ混ぜのダムーがどこまで万能なのか知りたいものだ〜。危機に次ぐ危機で大変楽しかったですよ(^-^)それにしても、あとがきと題名をつけるのが苦手という作家さんって多いですね。2014/01/21
p.p.
14
好奇心・正義感・頑固さ・勇敢さ。どれも人の三倍ぐらいある、まるで貴族の令嬢らしくない主人公キャサリン。動物の姿に変身する人間「アナザーレイス」と、我々と同じ姿の「ノンフォーマー」、それらの混血である「インシード」の三人種が存在する世界。様々な種類の動物に変身して度肝を抜いてくれる用心棒たち。陰でうごめく陰謀。等々の要素が絡み合い、絶妙な加減で痛快な物語を編み出している。2010/05/25
ymartak
13
ストーリーの展開につれてキャラクターの能力が徐々に発揮されていく流れが面白く一気に読んでしまいました。買ってから長らく積んでいたので、いつの間にかシリーズもだいぶ進んでいるようですね。2013/02/07
ひー坊
11
序盤は物語に入り込むまで時間がかかり、退屈だったけど、終盤は夢中になって、かなりのハイスピードだった。デルフィニアやスカーレットよりだいぶ対象年齢が低い読み物だけど、面白かったからいいや。2019/10/10