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内容説明
全世界で2,000万人が日夜プレイする驚異のネットゲーム「The World」。その広大な世界を舞台に様々な人の思いが揺れ動く―孤高の重槍使いアルビレオ。放浪AIを消去する彼の前に“神槍ヴォータン”すら届かないAIが現れた…(Wortan’s spear)。神の槍は時を越え、アルビレオの意志は一人の女に受け継がれる…(Kamui)ほか。創世記の謎と「黄昏の腕輪伝説」の隠された真実を加えた「.hack」シリーズの群雄伝。
著者等紹介
浜崎達也[ハマザキタツヤ]
1973年生まれ。第4回角川スニーカー大賞優秀賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀬下
2
一人一人の設定を掘り下げると狭い世界に触れることになるけども、そもそもネトゲって案外狭いものなんだよなぁ。しかもこの世界のルールはカオスゲートを使ってでしか移動できないとかまさに狭さが際立つ。そのくせエリアマップは無限大ってんだからすごい矛盾だ。2011/07/24
吟
2
短篇集。1巻をほくと視点にして少し先まで描いた話、1巻の続編、漫画『黄金の腕輪伝説』の神威の話、レナの話、ほたるの話の5つ。漫画を読んでいる人であれば、こういうことがあったんだと楽しいと思います。特に神威がもつ弱さなどは意外でした。2011/05/09
Kstroof
2
前半のAI buster完結編(後日談)部分の感想は第1巻参照。後半は黄昏の腕輪既読が前提な感じの外伝。でも本編の奥行きを増やしてくれるのはその通りだと思う。2010/05/19
TNS_20
2
今までのお話にきれいにリンクしたすっきりしたお話。 .hackのセカイが広がるいいお話。2010/02/23
ほおずき
1
一巻と同じく。こちらも今日の日付で。AI Busterだけでなく、漫画の黄昏の腕輪伝説の話も入った短編集のため、十全に楽しむにはそちらも読んだ方が良い(ちらっとだがアルビレオとほくとも出てくるし)。アルビレオの物語の続編は「Wotan's Spear」のみではあるが、この話があるからこそAI Busterはただ悲しく切ないだけではなく、未来に繋がる物語として完成する。非常に満足度が高い読後感。ただ、しいて言うなら、この余韻を残してこの本を読み終えたかった気持ちも否定できない。それでもやはり大好きな一冊。2020/02/22