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内容説明
自らの出生の謎を追い求めて、アキトとともにスウェーデンに降り立ったルリ。そこでルリが見たのは、灰色の部屋とコンピューターの両親だった。呆然とするルリだが、木星蜥蝪の攻撃に遭いアキトとナデシコに戻る。そんなある日、ナデシコ艦内に木星蜥蝪が侵入した。ミナトとルリが遭遇するが、「木星蜥蝪」もまた人類だったのだ。白鳥九十九と名乗った男と二人は行動をともにする。そして、彼の口から恐るべき真実が語られた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
3
ある人にとっては正義であっても、別の側面から見れば悪でしか無い。そのような常態というのは割と頻繁に起こりえる。普段は自分の陣営の言葉しかきかないのでそれが絶対であるかのように考えてしまいがちだが、少し外に目を転じればまた違った光景が見られることが多い。2016/07/29
Humbaba
3
正義と悪との戦いがあり得るのは,おとぎ話の中だけである.実際には,正義の相手はまた別の正義である.互いに異なるものを信じているからこそ,世相を終わらせることは困難なのである.2011/08/11
とち
3
アニメとは若干違う点や、端折られているところもあるけれど、TVシリーズ全話の流れがうまくまとまっていて、 ナデシコという作品を振り返るには丁度良い本だと思います。 ルリ視点で書かれた文章はアニメでのキャラ通りの雰囲気で、違和感無く読めます。2011/08/16
亮人
2
リアルタイム視聴の時はリョーコ派だったなぁ。
みさぞ。
1
上下まとめ読み。ルリ視点だとこうなるよねって思った。アニメは全編は見てないけど好きなシーンがはしょられていて残念。エピローグはなかなかいい話だし、キャラ的に違和感ないし、振り返りにはちょうどいいと思う。「僕の好きだったアニメには、敵にも味方にも正義があった」これがすごくいいセリフだと思う。2015/12/05