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角川文庫
戦後民主主義のリハビリテーション―論壇でぼくは何を語ったか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 638p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044191191
  • NDC分類 304
  • Cコード C0195

内容説明

オウムの時代からネットバブル崩壊、そして自衛隊イラク派遣まで「論壇」を舞台に書かれた言葉の数々。この十年、社会は急速に階級化し、「自己責任」が是とされてきた。多くの言論人とメディアが右傾化と保身に転向し、公共性が社会から失われつつある現在、著者はあえて「戦後民主主義」こそが理念としてなお有効性を持つと主張する。個人が暗黙に「空気」を読むことを要求され、語るべき言葉が沈黙する時、それはファシズムの到来ではないのか?一貫して同じ場所から語り続けるサヨクの矜持。

目次

第1部 神が宿らない細部もある(サブカルチャーである、ということ;編集者である、ということ ほか)
第2部 プチ禁忌の時代(だいたいでいいじゃないか;ぼくが好きだった江藤淳 ほか)
第3部 君は誰から君を守るのか(いかに戦後民主主義を語るか;消費社会論再考 ほか)
第4部 メイキングつきの世界の果てで(メイキングつきの政治;誰が「新しい日本国憲法」を書くのか ほか)

著者等紹介

大塚英志[オオツカエイジ]
1958年、東京都生まれ。批評誌『新現実』主宰。批評家、編集者、作家、まんが原作者
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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1
考えさせられる。2022/02/13

結城あすか

0
他人の言説を批判するのにすぐ、その言葉を捕らえて「空虚」だといい、中身の実体が無いかのごとく無効化して貶めようとしてるけど、そういう自分自身の言説の方が「空虚」であることには無自覚だにょ。教科書問題、改憲問題、自衛隊のイラク派遣問題等、保守側の論拠の本質で無いところを突付いて争点をずらし、「空虚」だと批判してるのは巧妙なトリック以外の何物でも無いにょ。2006/04/05

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