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内容説明
刑事・小林洋介は殺人犯の射殺をきっかけに多重人格を発症、別人格の雨宮一彦となった。府中刑務所に収監された雨宮だったが、彼に興味をもった精神科医の伊園磨知によって、医療刑務所に移管されることになる。だが、二人を乗せた護送車は何者かによって襲撃され、雨宮と磨知は連れ去られてしまった!犯罪専門の海賊FM局から雨宮の声が…。磨知の隠された高校時代は事件解決のキーになるのか?戦慄のサイコ・ノベル再び登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
神の味噌汁
2
面白かった。やっぱり多重人格をうまく使ったストーリー展開が最高。グリム童話になぞえた展開で黒幕は想像通りでしたが…。エグい話だけど面白い。たまらない。次行きます!2019/11/05
あい
2
予想外のラブストーリーだった。歪んだ精神の織りなす愛に憧れを抱いてしまうのは、どうしてなんだろう。作者はあとがきに「これは消費される小説だ」と書いていたけれど……作者の意図からは外れるかもしれないが、私にはとてもそうとは受け取れない。この小説には普遍的な価値がある。中学生の頃に出会っていたかったな、とは思うけど。2014/09/14
なつのおすすめあにめ
1
やっぱり全体的に漂っているのは90年代チックな雰囲気…、いや当時はリアルタイムなんだろうけども(?)。内容はフツーに面白い。あとがきに非実在の人物ルーシーを登場させているのは今更ながら村上春樹で言う所のデレク・ハートフィールド(古くはキルゴア・トラウト、最近ならジャック・クリスピン)のようなもんなんでしょうかね。で、非実在つながりで非実在青少年なんてのもありましたね、これまた大塚英志氏が取り組みそうな問題ですが結局どうなったんでしょうか?まあいろいろな現実問題がくっついているのが多重人格探偵サイコ…かな。2013/04/22
読み人知らず
1
特に、「マッチ売りの少女」は・・・映像で見たい。と思う俺はやはり危ない奴だね^^;2007/04/27
pochi
0
1998年 12月29日