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内容説明
「約束の坂道キミを待つあの夏の約束…」ラジオから流れるヒット曲。それはときなと雄也の、あの夏の思い出を歌ったとしか思えない歌詞だった。これを歌っているのは雄也なの…?ときなは、その答えを見つけるために鹿児島へと旅だち、そこでファンに囲まれた歌手・雅也と出会う。十年前の約束、あの坂で再会を誓った夏の日はすぐそこまできていた…。ハートがふるえるピュア・ラブストーリー、ついに感動のラストシーン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
colthearts
1
※2~4巻まとめて 各地の坂を巡る物語、4巻目で完結。 2巻目・秋は一巻後半と同様の坂巡りを繰り返す。王道。 3巻目・冬はラストに向けての伏線を張り巡らせる回。高知のタンポポ坂のお話は全坂物語りストーリーの中で一番好きなタイプのもの。 4巻目・夏は親友の夢と「セブン」のお話を回収した上で、ときなの話を完結。予想通りのベタ展開だが、HPに各地で出会ったみんなの書き込みがある、なんてあたりは分かっていても良展開。 全体を通してみれば、もう少しエピソードを削れたかもしれないけど、フィクション紀行ものとして見る2009/03/24
永山祐介
1
そもそも、設定からして不自然に感じるんだよなあ。十年前の想い出の坂を探して日本国内を飛び回るわけですが、少なくとも昔住んでいた場所なんだから、それだけでおのずと候補はかなり絞り込まれると思うんですけど。引越しが多くて本人が覚えてないとしても、両親に聞いてみるという手法が登場しないのは不自然ではないのだろうか。2002/04/04