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内容説明
全銀河文明制覇を企む〈ウロボロス〉との戦いで傷ついたマリリンの治療のため、「黄金のイルカ」号は学都惑星那藜に向かおうとしていた。その矢先、船のメイン・コンピュータのシドロの全データが消されてしまった。内通者がいる!一方、その那藜にも〈ウロボロス〉の摩手は伸びていた。O2ことオスカーシュタインの両親でもある学長夫妻の身に危険が忍び寄っていたのだ。そしてもう一人那藜でマリリンを待ち受ける大公とよばれる偉丈夫は何者か?好調スペース・オペラ第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
詩歌
15
O2の里帰りに非っ常に盛り上がる。マリリンの満身創痍でも軽〜く言う特技、淡泊?な自覚、地に足ついた生活の重要性を知っているところ。やはり息子に受け継がれてる(笑) これってこの物語も表しているような気がする。かる〜い割に妙に厚みが感じられるところ。後々の事を考えると、ここでマリリンがお母様に挨拶出来なかった事が残念。スクトラバ元帥の名前が登場、実際ロヴが会いに行ったら…というシーンを想像してロヴの混乱を思うと笑ってしまう。伊武さんのマリリン、是非聴きたい!2014/09/08
まりもん
8
再読。イルカ号の乗組員から裏切り者が登場するなんてね。フミがかわいそう。 O2の超能力者6人も相手にボロボロになりながらの戦い。マリリンのヒーリングに助けられたりと前線に出ているO2は格好よいなぁ。2012/02/12
寒上ぺそぎん
6
何度も何度も読み返しているが、作者の中でイメージが固まりつつある巻のようで、印象的なセリフや記述が増えてきている。マリリアード=大天使の構図もこの巻から。某マスコットボーイの中でも、マリリンが保護者の図が固まってきたようである(笑)。その一方、早くも内通者の発覚という出来事があり、伴う様々な感情の交錯が、ロヴの独り立ちに向けて背を押していると言えるのかも。O2の危機を救った辺りなども、そのうちの一つのエピソードになるのだろうか。2012/01/05
とんぶり
5
O2とマリリンのいちゃいちゃぶりが楽しいです。なんだかんだ言いつつママンのいいなりになるところもテイスティ。O2も人の子(?)だったんだね。2011/07/04
てふてふ
5
再読。内通者発覚のあたりは、何度読んでも切ない。221pからのO2とマリリンの会話が(笑)。 「弱い強い関係なく、はっきり言って私は他人をいじめるのが好きだ」 言い切ってしまうそんな貴方が私は大好きだ。2011/05/11