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出版社内容情報
富野 由悠季[トミノ ヨシユキ]
著・文・その他
内容説明
人類が宇宙に進出してから、1世紀が経とうとしていた。宇宙世紀・0079。月の裏側にある、地球から一番遠い宇宙植民地サイド3は、「ジオン公国」を名乗り、地球連邦政府に対し独立戦争を仕掛けてきた。ジオン軍は、その国力の少なさをおぎなうため、諸戦において巨大な機動歩兵「ザク」による「コロニー落し」を行う。その結果、35億人が死滅。全人口の半数を失った人類は、自らの行為に恐怖した。戦線は、ジオン軍優勢のまま膠着。半年が経った。そして、今。連邦軍の反攻作戦「V作戦」が始まろうとしている…。アニメ界の巨星・富野由悠季の永遠のベストセラー「機動戦士ガンダム」。装いも新たに登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kubottar
21
機動戦士ガンダム1巻なのに、表紙がシャアザクとシャアというのが不思議でした。しかし、ある意味シャアが主人公といってもいいくらいキャラが立っているのをアニメで知っているので、これが普通なのでしょう。実はこれ、積ん読本で、家の本棚で17年ほど眠っていたのを掘り起こしました。文体が特徴的(悪く言えば読みにくい)と当時は判断したのですが、今読むとすらすら読めました。あの頃よりも読書体験が増えたお陰?内容は言わずもがなですが、まさか1巻でララァが出てくるとは思いませんでした。2巻が楽しみ。 2020/05/03
豚山田
18
家が厳しく、TVを余り観せて貰えなかった豚山田少年が夢中になっていたのがこれ。しかし当時は映像で観れない欲求を本で晴らしていた様なものだったので、TVシリーズと異なるストーリーに不満を感じていたものでした。ところがTVのストーリーを忘れ去った今、改めて読み直すとその様な違和感は全くなし。むしろニュータイプ覚醒という本作の主要なテーマの導入部がすっきりと纏められており理解しやすかったです。特にアムロ、シャア、ララアによる覚醒の描写は圧巻の一言。作者の作家としての力量も改めて目の当たりにしました。やはり名作。2014/08/31
moon
18
アニメとは一線を画する雰囲気を持つ小説版。アムロが一兵卒として訓練風景から始まるところは、非常に現実的。脳内イメージはアニメによるものだが、純粋に文章のみではイメージが追いつかない感じがする。2012/05/09
のれん
17
富野監督本人によるノベライズ小説。 展開、設定がアニメよりリアリティがある。 民間人がいきなり戦艦に乗ることはなく、キチンとパイロット候補生たるアムロ曹長が、人員不足のため駆り出される。 運行やガンダムの性能にも言及され、劇的な活躍ではなくなっている。 しかし目を引くのは、キャラ描写だ。ギレンの演説やシャアの名言に潜む思惑。 シャアは有能でガルマと社会人として付き合い、アルテイシアに葛藤し、ララァを口説き、アムロに戦慄を覚える。 ララァもアムロも鮮烈な恋心を抱くけれど、この男ほど多面性はない。(1/2)2022/08/09
HIRO1970
15
⭐️⭐️⭐️子供の頃に読みました。2005/09/23