角川文庫 角川ソフィア文庫
知っておきたい世界の名画

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 260p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044064211
  • NDC分類 723
  • Cコード C0171

出版社内容情報

これさえ知っていれば見方が変わる!50の名画でわかる西洋美術鑑賞のツボ。

ボッティチェッリの≪プリマヴェーラ(春)≫はどこが見どころか? 日本人にはなじみの薄いキリスト教にかかわる主題やかたちの意味、技法の違いなど、背景にある歴史や文化とともに名画の理由をやさしく解説。

内容説明

14世紀イタリアのジョットから現代のウォーホルまで、西洋絵画の巨匠が描いた屈指の名作50を厳選し、いま注目の美術史家がその見どころをわかりやすく解説。日本人にはなじみの薄い「羊飼いの礼拝」などキリスト教にかかわる主題やかたちの意味、画家の技法上の特徴など、背景の歴史や文化とともに「名画の理由」を読み解く。この50作品さえ知っていれば、西洋美術鑑賞のための知識とツボがよくわかる、とっておきの入門書。

目次

1 巨匠の時代のはじまり―ゴシックからルネサンスへ(ジョット“マギの礼拝”;ロレンツェッティ“善政の効果”;マザッチョ“貢の銭” ほか)
2 西洋絵画の栄光と頂点―バロックとロココ(エル・グレコ“聖衣剥奪”;カラヴァッジョ“聖マタイの召命”;アンニーバレ・カラッチ“バッカスとアリアドネ” ほか)
3 近代絵画の多彩な展開―モダニズムの時代(ジェリコー“メデューズ号の筏”;ドラクロワ“サルダナパロスの死”;ターナー“雨・蒸気・速度―グレート・ウェスタン鉄道” ほか)

著者等紹介

宮下規久朗[ミヤシタキクロウ]
1963年生。美術史家。神戸大学大学院人文学研究科准教授。東京大学文学部卒業、同大学院修了。著書に、『カラヴァッジョ』名古屋大学出版会(サントリー学芸賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

i-miya

51
2013.05.22(初読)宮下規久朗著。 (カバー) 14C、イタリア、ジョットから現代のアンディ・ウォーホルまで西洋絵画の巨匠、屈指の50作品。 その見所。 「羊飼いの礼拝」など、キリスト教に描かれる主題やかたち、意味、画家の技巧上の特長。それさえ押えれば・・・。(宮下規久朗) 美術史家、神戸大学大学院准教授。 (本文) 共和国シエナの象徴。 (図2、ロレンツェッティ、『善政の効果』)14世紀イタリア、都市国家乱立。  2013/05/22

i-miya

46
2013.06.11(つづき)宮下規久朗著。 2013.06.09 ラファエロ。 (◎夜景、つづき) ヴァチカン宮殿の諸○(スタンツェ)の装飾に非凡な才能を発揮。 『ヘリオドロスの間』に描かれた≪聖ペテロの解放≫である。 キリスト第一の弟子、ペテロ。 キリスト教を迫害するヘデロによって投獄される、と『使徒行伝』にある。 獄中のペテロに天使が近づき、ペテロを起こす。 2013/06/11

i-miya

43
2013.06.02(つづき)宮下規久朗著。 2013.05.30 第6章、サンドロ・ボッティチェリ-『プリマヴェーラ(春)』★★-1482年頃、テンペラ板、フィレンツェ、ウフィツィ美術館―愛と美と神々の饗宴。 ◎ルネサンスを代表する名画。 メディチ家の一門、ロレンツォ・ディ・ピエルフランチェスコの結婚祝福と考えられている。 地面をおおう花、40種、500本以上。 ヴィーナスは赤マント。 春の到来を告げる西風のゼフュロス。 大地のニンフ(精)、クロリス。 2013/06/02

i-miya

43
2013.05.25(つづき)宮下規久朗著。 2013.05.23 ③マザッチョ、『貢の銭』フレンツェ、サンタ・マリア・デル・マルミネ聖堂、ブランカッチ礼拝堂。 ルネッサンスの記念碑的な群像構成。 ◎礼拝堂に展開する聖なる物語。 壁画の一部。 『貢の銭』。 キリストと使徒たちが、カペナウモの町で、収税吏から神殿税を求められたときに、キリストがペテロに命じて魚の口から取り出した銀貨で税で払ったというマタイの福音書の挿話である。 あなたの師は、税金を納めないのか、とペテロに聞く収税吏。 2013/05/25

i-miya

42
2013.05.26(つづき)宮下規久朗著。2013.05.23-2 春の絵画。 +サン・マルコ修道院、2F、フレスコ画。 この修道院で修道生活を送ってきた画僧、ベアト・アンジェリコ。 修道院の中庭のような場所、乙女=マリアに天使ガブリエルがやってくる、「おめでとう、恵まれた方」と話しかける、マリアが聖霊によって神の子を身ごもったことを告げる、マリアは最初驚きながらも、戸惑いながらも、「お言葉のままに」とその運命を受け入れる。 画面で両手を胸に交差させているのは、この「受け入れ」を表す。 2013/05/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4515637
  • ご注意事項

最近チェックした商品